紫雲出山(しうでやま)山頂展望台
標高352mの紫雲出山山頂にある展望台からは、東に備讃瀬戸(びさんせと)、西に燧灘(ひうちなだ)、南に四国山系、北に山陽路、と見事な360゚の眺望。この山の名の由来はこの地に残る浦島太郎伝説で、太郎が開けた玉手箱から立ち昇った白煙が紫の雲となってたなびき、この山にかかったという。ここから夕陽が燧灘を染め上げる風景を目にした時、時空を飛び越え幻想の世界に迷い込んだような交錯に……。浦島太郎もこの夕陽を見たのだろうか。
鴨ノ越(かものこし)
太郎が亀を助けたのが鴨ノ越にある弁天の浜。この弁天の浜から見る瀬戸内の夕景は奥深く、温かく、天然自然の懐に抱かれて心が自由に泳ぎ出す。浦島伝説が育まれてきたのも、この夕陽の力かもしれない。
|