カッパ沼
三沢駅前にある73万m2の広大な公園。その中に古牧グランドホテルなど4つのホテルがあり、1日約2千人の宿泊客の受け入れ可能というから驚く。また、園内には、岡本太郎氏作の記念碑「愛」をはじめ氏による多数の作品、そして、日本経済の父、渋沢栄一氏に因む旧渋沢邸が東京から移築されているほか、南部曲屋(なんぶまがりや)や諏訪御殿(すわごてん)、養蚕農家(ようさんのうか)、兜本陣(かぶとほんじん)など由緒深い建造物も保存されるなど文化的な観光施設なのだ。

兜本陣の手前からは公園の中心的存在であるカッパ沼と浮見堂が見える。浮見堂の水際には岡本氏作の「太郎カッパ神像」がシンボルとして立っており、日本の原風景そのものの眺望に郷愁をそそられる。特に夕陽に染まる頃は、沼を囲む花や樹木を含め独特の澄みきった香りと空気が流れ、心洗われるような夕景に……。忘れかけていた優しさや童心が鮮やかに蘇る。





◆古牧温泉渋沢公園(古牧グランドホテル) 〒033-8688 三沢市駅南  TEL0176-51-1111

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