この春、兵庫と京都で多様な展覧会メニュー

2024年4月1日号

白鳥正夫

この春、ほとんどの美術・博物館では「出し物替え」です。とりわけ兵庫と京都の4美術館でジャンルの異なる展覧会が催されています。兵庫県立美術館では、抽象絵画と前衛書のコラボレーションによる特別展「スーラージュと森田子龍」が5月19日まで、西宮市大谷記念美術館では、「生誕130年 没後60年を越えて 須田国太郎の芸術―三つのまなざし―」展が4月21日まで開催中です。一方京都でも、特別企画展「渡辺信喜 四季の譜 京都府立堂本印象美術館 現代作家展」が5月17日まで、相国寺承天閣美術館で企画展「頂相 祖師たちの絵姿」展が7月21日まで、それぞれ開かれています。アートの多様なメニューが用意されています。お好みの展覧会で、春のひと時を楽しまれてはいかがでしょうか。

兵庫県立美術館の特別展「スーラージュと森田子龍」
響きあう抽象絵画と前衛書約50点の展示

タイトルにあるフランスの画家ピエール・スーラージュと書家の森田子龍の初めての二人展です。あまり知られていないのも当然で、スーラージュの展覧会が日本の美術館で開かれたのは40年ぶり、森田の方も神戸で30年ぶりということです。コロナ禍によって二度延期され、2022年10月スーラージュ氏の102歳での逝去を経て実現したもので、単館開催です。


森田子龍[左]とスーラージュ[中央]
(1963 年、パリにて)


フランスのアヴェロン県と兵庫県との20年をこえる友好提携を記念し、アヴェロン出身のスーラージュと、兵庫県豊岡市出身の書家・子龍の交流に焦点をあてています。画家と書家の二人展は意外な組み合わせですが、共感し交流した二人の作品合わせて約50点に加え、書籍や日記などの資料を通して、芸術家の出会いが見どころです。

ピエール・スーラージュ(1919-2022)は、第二次世界大戦後のパリにあって、黄土色や褐色の地色に灰色や黒のダイナミックな線で構成した作品で評価を高めた抽象画家です。1970年代末からは、ひたむきに「黒」を探求し、大きな刷毛で厚く塗った黒の色面に溝を施すことで、微妙な光や反映を生み出す作品を制作し続けました。


ピエール・スーラージュ
《Brou de noix sur papier 63 x 50 cm, 1949》
(1949 年、スーラージュ美術館蔵)
(C) Adagp, Paris/ Photo : musee Soulages,
Rodez/Christian Bousquet


パリのルーヴル美術館で2019年から2020年に生誕100年を記念し個展が開催されています。生前にルーヴルで個展が開かれたのは、ピカソ、シャガールに次いで3人目といい、フランスの国民的な画家として人気を博しています。故郷ロデーズにあるスーラージュ美術館から出品される17点のうち16点は“日本初公開”です。  

一方、森田子龍(1912—1998)は、新しい書のあり方を探求すべく、1952年に4名の同志とともに前衛書グループ「墨人会」を結成し、戦後日本の前衛書運動を牽引した書家です。その作品は、1950年から60年代にかけて海外にも積極的に進出し、造形芸術としての前衛書を世界に広めました。

森田は雑誌編集者としても活躍し、師の上田桑鳩のもとで1939年頃から『書道芸術』、戦後1948年からは『書の美』の編集に携わっています。1951年『墨美』を創刊、1981年に301号で終刊するまで、「書芸術雑誌」として幅広い内容を取り上げました。

森田が編集を行っていた『墨美』(1951年6月創刊)では、1950年代、欧米の抽象絵画を次々と紹介しています。単色の力強い作品で知られるスーラージュとの関係も、『墨美』をきっかけに始まったのでした。『墨美』26号(1953年8月)には、本人から提供された作品写真10枚が掲載されています。  

森田はモノクロームの作品を描く画家たちを「白黒の仲間」と呼び、そのような仲間ができることは喜びであり、励みになったと述べています。1958年、初めて来日したスーラージュは、森田らと直接、意見を交わしました。1963年には、ヨーロッパを歴訪した森田が、パリでスーラージュ夫妻と再会しています。  

展示は、それぞれ分かれていますが、スーラージュの《Brou de noix sur papier 63 x 50 cm, 1949》(1949 年、スーラージュ美術館蔵)と、森田の《蒼》(1954 年、国立国際美術館蔵)のように共鳴し合っています。他の主な作品では、スーラージュの《絵画 200x 150 cm, 1950年4月14日》(1950 年、スーラージュ美術館蔵)、森田の《坐俎上》(1953年)や《龍》(1965、いずれも兵庫県立美術館蔵)などが出品されています。


森田子龍《蒼》
(1954 年、国立国際美術館蔵)



ピエール・スーラージュ
《絵画 200x 150 cm, 1950年4月14日》
(1950 年、スーラージュ美術館)



森田子龍《坐俎上》
(1953年、兵庫県立美術館蔵)



森田子龍《龍》
(1965、兵庫県立美術館蔵)


西宮市大谷記念美術館の「生誕130年 没後60年を越えて 須田国太郎の芸術―三つのまなざし―」展
代表作に写真、能・狂言のデッサンも展示

重厚な作風と「東西の絵画の綜合」という壮大なテーマを掲げ、近代絵画史に偉大な足跡を残した洋画家・須田国太郎の本格的な回顧展です。初期から晩年に至る代表作に加え、滞欧中に画家としての視点で捉え撮影した写真のほか、造詣の深さを表出した能・狂言のデッサン等も展示し、須田芸術の新たな魅力を検証いています。

須田国太郎(1891-1961)は、京都に生まれ幼少時から絵画に親しみ、「東洋と西洋では、なぜ絵画が異なる方向で発達を遂げたのか?」という疑問を解明するために、京都帝国大学及び同大学院で美学・美術史を学びました。大学院に在学中には「絵画の理論と技巧」を研究テーマとし、同時に関西美術院でデッサンを学んでいます。

1919年に28歳で渡欧し、スペインのマドリッドを拠点にヨーロッパ各地を訪れ、ヴェネツィア派の色彩理論やバロック絵画の明暗法など西洋絵画の底流をなすリアリズムの表現に関心を持ち、探求しました。とりわけスペインのプラド美術館へ通い名画の模写を行ったほか、各地を旅行して写生しています。

1923年に帰国して、日本独自の油彩画を生み出そうと制作に励み、41歳の1932年、初めての個展を開催しました。これを契機として、ヨーロッパ留学中に交流のあった里見勝蔵や川口軌外の誘いにより、1934年に独立美術協会会員となります。これ以後、須田は同協会展を活動の舞台とし、意欲的な作品を発表していきます。骨太で生命感溢れる作品群には、会得した理論に裏付けされた重厚さを感じさせます。

須田は1947 年に日本芸術院会員に任命され、1950年には京都市立美術大学(現:京都市立芸術大学)教授に就任します。1956年の第28回ヴェネツィア・ビエンナーレに《法観寺塔婆》を出品するなど、洋画界に数々の業績を遺し、1961年に京都大学病院にて70歳で没しています。

展示は4章で構成されています。第1章は「画業の歩み」で、初期から絶筆までの代表的な作品で、須田の創作活動を顧みています。第2から4章は、三つのまなざしで、章ごとの概要と主な出品作を掲載します。

第2章の「旅でのまなざしは」には、《サグント劇場跡》(1922-23年、三之瀬御本陣芸術文化館蔵)などが展示されています。またヨーロッパ留学中に須田が撮影した写真資料と関連する油彩画作品で構成し、美学者としての豊かな知見の検証を試みています。旅行中に使用したカメラ、イーゼル、絵具箱、鞄なども出品されています。


須田国太郎《サグント劇場跡》
(1922-23年、三之瀬御本陣芸術文化館蔵)


第3章は「幽玄へのまなざし」で、須田が幼少時から親しんだ能・狂言への造詣の深さを示したデッサンと、関連する油彩画《山姥》(1948年、京都国立近代美術館蔵)などを展示。


須田国太郎《山姥》
(1948年、京都国立近代美術館蔵)


第4章は「真理へのまなざし」。須田が造形上の芸術的真理を追求した《犬》(1950年、東京国立近代美術館蔵)や、《鵜》(1952年、京都国立近代美術館蔵)など代表的な「黒の絵画」を核とした油彩画作品や著作などが並んでいます。 この章では、須田が収集した「グリコのおもちゃ」も展示されていて、興味を引きます。


須田国太郎《犬》
(1950年、東京国立近代美術館蔵)



須田国太郎《鵜》
(1952年、京都国立近代美術館蔵)


京都府立堂本印象美術館の特別企画展「渡辺信喜 四季の譜」
美しい日本の四季折々の草花など約40点

春の小川や桜、ボタンにりんご、夏草や冬景色…。美しい日本の四季折々の草花や風景が心を和ませてくれます。京都で生まれ、花の絵の名手として知られる日本画家・渡辺信喜の個展です。会場の堂本印象美術館ではメインの展示場を渡辺に譲り、約40点の作品が並んでいます。

渡辺信喜は1941年に京都で生まれ、1964年京都市立美術大学日本画科を卒業後、晨鳥社に入会し、文化勲章受章画家の山口華陽に師事します。日展を中心に活躍の一方、「横の会」、「NEXT」を結成するなど日本画新世代を旗手として活動。現在は日展理事や京都精華大学名誉教授として、日展のみならず京都の日本画の重鎮としても活躍しています。

京都府立堂本印象美術館では、日本画家・堂本印象の「芸術の発展に貢献する場として活用してほしい」という遺志を受け継ぎ、現役で活躍する作家たちに発表の場を提供する目的で、2013年より京都現代作家展を開催してきました。しかしコロナ禍の影響で2020年から休止していました。今回の渡辺信喜展は、再開1回目でより規模を大きくしています。

渡辺は、自然を慈しみながらの徹底した写生が生み出す、四季折々の花木は高い評価を得、2015年改組新第2回日展で内閣総理大臣賞を受賞。作風は、天然の岩絵具を薄く重ねて制作され、優美な色彩による作品は、温かさを感じさせます。

渡辺作品では、《春の小川》や《チューリップ》(いずれも2018年、個人蔵)、《罌粟》(1994年、郷さくら美術館蔵)などが出品されています。


渡辺信喜《春の小川》
(2018年、個人蔵)



渡辺信喜《チューリップ》
(2018年、個人蔵)




渡辺信喜《罌粟》
(1994年、郷さくら美術館蔵)



堂本作品も、《木華開耶媛》(1929年、京都府立堂本印象美術館蔵)が下絵、小下絵とともに並び、併せて10点が展示されています。

相国寺承天閣美術館の企画展「頂相 祖師たちの絵姿」
禅宗の歴代祖師を描いた列祖像も一挙公開

前記の3展覧会から時代がさかのぼり、17世紀に描かれた禅宗の歴代祖師たちの絵姿「頂相(ちんそう)」をテーマにした珍しい展覧会です。Ⅰ期(~5月12日)とⅡ期(5月26日~)で展示替えがあり、合せて約120点の頂相や遺品などが展示されます。

達磨を初祖に仰ぐ禅の教えは師から弟子へ連綿と受け嗣がれ、今にその法脈が続いています。京都の相国寺は、禅宗のひとつ、臨済宗相国寺派の大本山であり、室町時代に禅僧の夢窓疎石(むそう そせき)によって創始されました。鎌倉時代には中国の僧・無学祖元(むがく そげん)から日本の高峰顕日(こうほう けんにち)へと伝えられ、やがて夢窓疎石へと受け継がれることになったのです。法が嗣がれたその象徴として、師の絵姿や袈裟が弟子に渡されました。

頂相は法を嗣いだ証であるだけではなく、師の回忌法要の際にも掲げられます。夢窓疎石の遺徳を仰ぐ開山忌、第二世の春屋妙葩の普明忌などは、今も相国寺の重要な仏教行事として厳修されています。

今回の展覧会では、法脈を今に伝える頂相が数多く初公開されます。第一のみどころは、二つの列祖図の公開です。相国寺本山に伝来する列祖像三十幅をⅠ期に、そしてⅡ期には大應寺伝来の列祖二十八幅を展示されます。相国寺の列祖像は1655年(承応4年)の内裏造営の際に障壁画を担当した狩野派の絵師に制作を依頼したものです。大應寺の列祖像は1653年(承応2年)に古筆了佐(こひつ りょうさ)が寄進したものです。

第二のみどころは、頂相の上部にある賛文です。着賛者が誰か、そして誰に与えたのか、といった情報が込められています。今回は昕叔顕晫(きんしゅくけんたく)や、鳳林承章(ほうりんじょうしょう)といった17世紀に活躍した禅僧の複数の頂相を展示し、禅僧の頂相がいつ、どうして描かれたのかを探っています。

第三のみどころは、狩野派、住吉派などに属する職業絵師たち、さらに相国寺の画僧による頂相など、本山や塔頭に伝来する夢窓疎石の頂相を複数公開。同じ禅僧の頂相でも絵師によって異なる細かな差異を比較して鑑賞できます。

展示は、「開山忌を荘厳する頂相」「仏教儀礼と頂相」「相国寺の門派と塔頭に伝来する頂相」「禅僧の出世と頂相―昕叔顕晫、鳳林承章を例に」「祖師の遺品」の5章で構成されています。

主な展示品として、狩野探幽筆の《列祖像三十幅 狩野派》三十幅のうち 初祖 達磨(江戸時代 1655年・承応4年 (相国寺蔵)、《夢窓疎石頂相 太虚顕霊賛》一幅 (江戸時代、林光院蔵)、重要文化財 《春屋妙葩頂相 自賛》一幅(南北朝時代、慈照寺蔵、いずれもⅠ期)などがあります。


狩野探幽
《列祖像 三十幅 狩野派》
三十幅のうち 初祖 達磨
(江戸時代 1655年・承応4年 (相国寺蔵、Ⅰ期)



《夢窓疎石頂相 太虚顕霊賛》一幅
(江戸時代、林光院蔵、Ⅰ期)



重要文化財 《春屋妙葩頂相 自賛》一幅
(南北朝時代、慈照寺蔵、Ⅰ期)


 



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

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第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
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定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ-ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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