個性輝くパイオニア3人の個展

2024年2月1日号

白鳥正夫

それぞれ異なるジャンルでパイオニアとして活躍した3人の個展が京都と神戸で催されている。京都国立近代美術館では開館60周年記念「小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ」が3月10日まで開催中です。小林は昭和から平成にかけテキスタイルを超える作品活動の先駆者でした。一方、神戸では兵庫県立美術館で、大正期から太平洋戦争勃発に至る激動の時代に写真のあらゆる技法と可能性を追求した特別展「生誕120年 安井仲治―僕の大切な写真」が2月12日まで、横尾忠則現代美術館では、昭和から現在も美術家として多才な活動を続ける「横尾忠則 ワーイ!★Y字路」が5月6日まで、それぞれ開かれています。

京都国立近代美術館の開館60周年記念「小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ」
平面から立体、空間へと展開の作品約100点

京都国立近代美術館では開館60周年記念として、「Re:スタートライン 1963-1970/2023」から「走泥社再考 前衛陶芸がうまれた時代」、「京都画壇の青春―栖鳳、松園につづく新世代たち」と展開し、その締めくくりとなる企画展です。2024年に生誕80年、没後20年となる初めての回顧展では、小林の初期から晩年まで代表作やこれまで公開されてこなかったスケッチブックやドローイング、デザイン作品などを含む約80点に加え、親交のあった17名の作家作品など合せて約100点が出品されています。

1960年代以降、アメリカやヨーロッパにおいて従来のテキスタイルの概念を越えるような作品が多く発表されました。金属や鉱物などの素材の取り込み、平面から立体、空間へと展開、用途を前提としていない作品群はファイバーアートと呼ばれました。そしてスイスのローザンヌで1962年から開催された国際タペストリー・ビエンナーレによって世界へと広がっていったのでした。

日本におけるこの領域のパイオニアである小林正和(1944-2004)は京都市に生まれました。京都市立美大で漆工を専攻するものの、より自由な色彩表現を求めて川島織物デザイン部に就職し、そこで「糸」と出会いました。糸を垂らし・緩め・張り・集積させた立体造形作品を発表します。

第6回国際タペストリー・ビエンナーレへの入選を皮切りに、国際テキスタイル・トリエンナーレ(ウッヂ、ポーランド)や国際テキスタイルコンペティション(京都)などでの活躍を通して、国際的に高く評価されるようになります。糸を含む「ファイバーは人間と密接に結びついている」と考える小林の作品は、常に空間と関係を切り結ぶことを志向し、最終的には戸外でのインスタレーションへと展開していきます。一本の「糸」に内在する表現の可能性を追求した作品は、伝統的なテキスタイルの枠組みを越えて、国内外で高い評価を得ることになります。

また小林は成安女子短期大学(後の成安造形短期大学)や岡山県立大学で教える傍ら、1981年には国内で初めてのファイバーアート専門ギャラリーを開設し、そこでの展覧会活動などを通じても、多くの後進に大きな刺激と影響を与え続けました。

今回の展覧会では、この分野の重要な先駆者としての小林の活動を回顧するとともに、小林と伴走した作家たちの作品を合わせて紹介することで、改めて「ファイバーアート」の過去、現在そして未来について考察しています。

注目作品は、小林正和の名前が世界に広く知られるきっかけとなった作品《吹けよ風/Blow in the Wind》シリーズです。小林は両手にかけた糸が自重で垂れ下がるときに生まれる自然な放物線を青海波に見立てて作品化したのが《吹けよ風》です。これを展開させた《Blow in the Wind》は、国際タペストリー・ビエンナーレ(1973年、ローザンヌ、スイス)に入選し、《WIND-4》(1975年頃、個人蔵)は国際テキスタイル・トリエンナーレ(1975年、ウッヂ、ポーランド)で最高賞を受賞します。


小林正和《WIND-4》
(1975年頃、個人蔵)


《W³》(1976年、京都国立近代美術館蔵)は、2019年に同館で開催された「京都の染織 1960年代から今日まで」展で出品されていましたが、糸をたばねて流れるような美しさを感じさせる立体作品です。《Clear the Land(クリアー・ザ・ランド)》(1978年、京都国立近代美術館)は、第1回ジャパン・エンバ美術コンクールで京都国立近代美術館賞を受賞しています。


小林正和《W³》
(1976年、京都国立近代美術館蔵)



小林正和《Clear the Land》
(1978年、京都国立近代美術館、手前)などの展示


小林は糸の張力にも注目しました。竹ひごやアルミ棒の両端に糸を結んでピンと張ったものをBOW(弓)と呼び、それを複数重ねることで多彩な表情を生みだしたのです。また作品は二次元から三次元へと展開し、あくまでも「糸」を主体としつつ、KAZAOTOやYUMIOTO、MIZUOTO、HANAOTOといったタイトルからもわかるように、空間に自然を現出させるような作品を発表しました。《KAZAOTO-87》(1987 年、国立国際美術館蔵)や、《SOUND COLLAGE-93(音のコラージュ-93)》(1993年、京都市美術館蔵)、《MIZUOTO-99》 (1999年頃、個人蔵)など見ごたえがあります。


小林正和《KAZAOTO-87》
(1987年、国立国際美術館蔵)



小林正和《SOUND COLLAGE-93》
(1993年、京都市美術館蔵)



小林正和《MIZUOTO-99》
(1999年頃、個人蔵)


ファイバーアートは、テキスタイルの延長とはいえ日ごろ聞きなれない言葉です。展覧会としても、ほとんど開催されないジャンルですが、その素材や多様性に驚き、繊細かつ大胆な作品に引き込まれました。足を運ぶ価値のある展覧会です。

 

兵庫県立美術館の特別展「生誕120年 安井仲治―僕の大切な写真」
20年ぶりの回顧展、代表作全205点を展示

日本写真史において最も重要な作家の一人である安井仲治の20年ぶりとなる回顧展です。ピグメント印画の技法を駆使した作品や、1930年前後の日本で流行した新興写真と呼ばれる絵画とは異なる写真ならではの画面を志向する作品など、安井の作品は時代の潮流に敏感に反応しながらも、カメラを介して世界と向きあった時に生じる心の震えを繊細に、時には激しく受け止め、あらゆる対象に食い入るように撮った作品が一堂に集まっています。

今回の展覧会は、作家自身の手掛けた戦前のオリジナルプリント141点と、この展覧会を機に新たに制作された23点を含むモダンプリント64点含む代表作全205点を展示替えなしで一望できる大変貴重な機会です。

安井仲治(1903-1942)は、現在の大阪市中央区に生まれました。宝塚と芦屋に暮らした兵庫県ゆかりの作家でもあります。高等学校在学中に親から与えられたカメラに魅せられ、10代にして同好の士が集う関西の名門、浪華写真倶楽部の会員となり、瞬く間に日本全国にその名を知られる写真家となります。卓越した作品とともに温厚篤実な人柄から人々に慕われた安井は、1942(昭和17)年に病により38歳の若さでこの世を去ります。

作品は時系列に沿いつつ、作品に応じて5章に分けて構成し、その業績の全貌を辿っています。各章の内容と主な作品をプレスリリースをもとに掲載します。

第1章は「1920s:仲治誕生」。安井仲治は1903(明治36)年、大阪の豊かな商家に生まれました。高等学校卒業後、家業の安井洋紙店に勤務しながら写真を続け、浪華写真倶楽部に入会を果たしています。当時は芸術表現としての写真を追求する「芸術写真」の機運が高まっていました。

「芸術写真」の実相はきわめて多様ですが、その多くが情緒ある「絵画的」な写真表現を志向するものでした。顔料でイメージを形作るピグメント印画法がしばしば用いられ、安井もピグメント印画の作品を多く手がけます。初期の代表作である《猿廻しの図》(1925/2023、個人蔵)は社会的な関心に裏打ちされたもので、穏当な「芸術写真」として注目を集めました。安井は20代前半にして同倶楽部の指導的立場となり、1927(昭和2)年の秋には倶楽部の実力者とともに銀鈴社を結成し、精力的に制作と発表をつづけました。


安井仲治《猿廻しの図》
(1925/2023、個人蔵)


第2章は「1930s-1:都市への眼差し」です。1931(昭和6)年、ドイツからもたらされた「独逸国際移動写真展」が、東京と大阪を巡回し日本の写真界に衝撃を与えます。この写真展が大きな契機となり、日本、とりわけ関西の写真界では、それまでの「芸術写真」からいわゆる「新興写真」と呼ばれるものに表現の主潮が移行していくことに。この章では、1920年代末から1930年代前半頃の安井の作例を紹介しています。

安井も新興写真の開花に多大な影響を受け、新技法を取り入れた実験的作品に取り組みますが、単純に模倣するのではなく、作画のための一手段として消化し、安井は独自の写真表現を追求しました。ここで取り上げる《(凝視)》(1931/2023、個人蔵)などは、安井にとってそのような換骨奪胎の時期の作例といえます。


安井仲治《(凝視)》
(1931/2023、個人蔵)


第3章は「1930s-2:静物のある風景」で、1930年代は、安井仲治にとっても代表作の数々が生まれた充実した時代でした。この章では、1930年代の作品の中でも新興写真やシュルレアリスムといった特定のジャンルや傾向には区分しがたい作品を取り上げています。ここでは自邸の窓ガラスに止まった蛾を写した作品や医療実験の検体を写した犬など、安井の代表作が並んでいます。

1930年代に、安井は4人の子供たちを授かる一方で、弟妹を、さらに次男を相次いで亡くしています。こうした私生活における出来事がカメラを小さな生き物たちへと向けさせたのかもしれません。ここでは《蛾(二)》(1934、個人蔵[兵庫県立美術館寄託])が目を引きます。


安井仲治《蛾(二)》
(1934、個人蔵[兵庫県立美術館寄託])


第4章の「1930s-3:夢幻と不条理の沃野」では、シュルレアリスムに影響を受けた安井の作品を取り上げています。1930年代半ばになると「新興写真」は退潮し、写真表現はまた新たな展開を迎えます。その中でシュルレアリスムの理論を積極的に取り入れた写真は「前衛」と形容され、際立った存在感を放ちました。

写真だからこそ達成できる精緻な現実世界の再現によって、非現実的な詩情と美しさを備えた世界を生み出すことを目指すものへと展開します。学校教材の標本や模型などをモチーフとする作品や、モデルの撮影会での作品、海や湖を舞台にした作品など、被写体そのものはありふれていても、安井はそれらが置かれた状況の中に不条理かつ夢幻的なイメージを見出したのです。《浅春》(1939、個人蔵[兵庫県立美術館寄託])も特徴的な作品です。


安井仲治《浅春》
(1939、個人蔵[兵庫県立美術館寄託])


最後の第5章は「Late 1930s -1942:不易と流行」です1937(昭和12)年の日中戦争の開戦以降、アマチュア写真家たちの活動は徐々に制限されてきます。そうした状況下で、安井は戦時社会を生きた人々の姿を象徴的に捉えた作品を残しました。それらは悲哀や緊張を感じさせるものがある一方で、どこか突き放したユーモアを感じさせるものもあります。

この時期には集団による撮影の実践も行われており、丹平写真倶楽部の有志とともに「奉仕」として取り組んだ「白衣勇士」や、ナチスドイツによる迫害から逃れてきたユダヤ人たちを神戸でとらえた「流氓ユダヤ」などです。《流氓ユダヤ 窓》(1941、 個人蔵[兵庫県立美術館寄託])もその一枚です。


安井仲治《流氓ユダヤ 窓》
(1941、個人蔵[兵庫県立美術館寄託])


安井は1941年の夏、不調を覚えるが、10月には病をおして朝日新聞社主催の講演に登壇し、個人の人格の表現としての芸術の重要性を訴えます。それから半年を待たずに翌年永眠しました。

 

横尾忠則現代美術館の「横尾忠則 ワーイ!★Y字路」
変幻自在なY字路、初期と近作69点で構成

横尾忠則は、60年を超す激動の時代に先駆的なイメージの創出と独自の斬新な想像力を失わず、膨大な作品の創作を続けています。2000年以降の横尾の絵画作品を代表する「Y字路」に特化した展覧会です。「Y字路」シリーズ全体の制作数は約150点に及びますが、今回は2006~2015年のシリーズを展覧した2015年開催の「横尾忠則 続・Y字路」展を補完するものとして企画されています。シリーズの原点である初期作品(2000~2005年)、および新しい近作(2016年~)の計69点で構成しています。

Y字路シリーズが生まれたのは2000年のこと。西脇市岡之山美術館(兵庫)で開催された「横尾忠則 西脇・記憶の光景展」のために、横尾は故郷の西脇市に滞在し、12日間で17点の新作を描きました。少年時代に通った模型店が無くなったことを知り、跡地をカメラに収めますが、現像された写真の中に懐かしい風景はありませんでした。夜の闇の中、フラッシュに浮かび上がる建物、その手前で二叉に分かれる道といった、見慣れたはずの景色が、全く異なる風景となって立ち現れたのです。一枚の写真にインスピレーションを得て制作されたのが「暗夜光路 N市」シリーズの始まりです。これらは横尾作品の中でも珍しく写実的に描かれています。


横尾忠則《暗夜光路 N市-I》
(2000年、横尾忠則現代美術館蔵)



横尾忠則《暗夜光路 眠れない街》
(2001年、公益財団法人アルカンシエール美術財団蔵)



横尾忠則《閉ざされた夜》
(2003年、作家蔵[横尾忠則現代美術館寄託])


こうした暗いトーンのY字路から一転し、カラフルな作品群も並んでいます。横尾は2002年より東京都現代美術館と広島市現代美術館で開催された「横尾忠則 森羅万象」展のために、17点の新作Y字路を制作し、色彩にあふれたY字路を制作しています。

Y字路は公開制作の対象でもありました。《宮崎の夜》と題された作品は、04年に宮崎県立美術館で開催された「横尾忠則 Y字路展」の際に公開制作されたものです。台風の接近で宮崎から帰京できなくなり時間的余裕が生まれた末に描かれましたが、限られた時間での制作でありながら、描写が丹念です。


横尾忠則《宮崎の夜—眠れない家》
(2004年、東京国立近代美術館蔵


会場の最後を飾るのは、16年以降の比較的新しいY字路です。箱根のY字路風景の中に、ジャン・デュビュッフェ、アントニー・ゴームリー、イヴ・クライン、三木富雄、フェルナン・レジェ、イゴール・ミトライといった彫刻の森美術館のコレクションやピカソ館が描き込まれています。

また18~19年に描かれた《回転する家》《Last B29》《ギルガメッシュとMP》は、いずれも初期作《暗夜光路 N市-I》と同じ西脇市内がモチーフとなっていますが、必ず上空にB29 爆撃機が描かれており、戦争の記憶が反映されているのが特徴です。


横尾忠則《回転する家》
(2018年、作家蔵[横尾忠則現代美術館寄託])


「Y字路」シリーズは、内省的な光と闇の世界から祝祭的な色彩の爆発を経て、さらに変幻自在なバリエーションを生み出しつつ現在に至っており、これからどんなY字路作品が新作されるのか興味津々です。



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

社長業を投げ捨て僧侶になった小島康誉さんは、新疆ウイグル自治区の遺跡の修復や調査支援を30年も続けている。

シベリアに抑留された体験を持つ加藤九祚さんは90歳を超えて、仏教遺跡の発掘ロマンを持続する。

玄奘の意志に導かれアフガン往還半世紀になる前田耕作さんは、悲劇のバーミヤンの再生に情熱を燃やす。
シルクロードの現代日本人列伝
―彼らはなぜ、文化財保護に懸けるのか?

世界文化遺産登録記念出版
発売日:2014年10月25日
定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ-ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

◆本の購入に関するお問い合わせ先
三五館(03-3226-0035) http://www.sangokan.com/
東方出版(06-6257-3921)http://www.tohoshuppan.co.jp/
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