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現代アートを身近に、大阪と神戸で

2023年7月1日号

白鳥正夫

同時代を生きるアーティストが現代社会の情勢や問題を反映し、芸術の新たな視点を提起したり、批評性をもって表現する現代アートは、ちょっと難しいと思われがちですが、身近に親しめる現代アート展が大阪で開かれ、神戸ではこの夏からの「芸術祭」企画が発表されました。大阪の国立国際美術館では、国内外で活躍する現代美術作家たちによる「ホーム」をテーマにした「ホーム・スイート・ホーム」展と、令和5年度の「コレクション1 80/90/00/10」が、ともに9月10日まで開催中です。一方、神戸•六甲山上を舞台に繰り広げる現代アートの芸術祭は今年から拡充し、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond/Rokko Meets Art」として、8月26日から11月23日まで展開することが発表されました。

国立国際美術館の「ホーム・スイート・ホーム」展
家そして家族とは? 地域、社会の変容を考察

新型コロナ感染症は2020年初頭から次第に広がり、何度か拡大の波を経て、5月にやっと5類感染症に移行しました。この間、私たちの生活に大きな変化をもたらしました。日常の行動が制限され、予防の観点から「ステイホーム」という言葉が頻繁に使われるようになりました。一方、昨年2月から続くロシアによるウクライナ侵攻は、世界各地における難民に加え、国を離れる深刻な事態を生じています。

こうした国際社会の現実を受け、今回の展覧会は、まさに現代社会における「ホーム」をテーマにしています。歴史、記憶、アイデンティティ、場所、家族のあり方・役割といった「キーワード」に表現された作品群から、私たちにとっての「ホーム」すなわち―家そして家族とは何か、私たちが所属する地域、社会の変容、普遍性を浮かび上がらせることを試みています。

会場には、アンドロ・ウェクア、鎌田友介、マリア・ファーラ、潘逸舟、竹村京ら国内外で活躍する現代美術作家たちの作品が展示されています。―「愛しい我が家」などと訳されてきたタイトルの「ホーム・スイート・ホーム」ですが、「ビター」な社会が続く中、出品作品を通して、私たちのホーム・スイート・ホームについて考察します。

主な出品作家の経歴と、作品を画像とともに取り上げます。ジョージア・スフミ出身のアンドロ・ウェクア(1977—)は、10代の頃、ソ連崩壊に伴う内戦で父親を亡くし、スイスに移住し、現在はドイツ・ベルリンで制作を続けています。絵画はじめ彫刻、インスタレーション、映像などを駆使し、個人的な世界を夢想的に構築する作品で知られています。

《Yet to be titled (the house)》(2012年)は、ウェクアの代表作の一つ。かつて居住し現在は戻れなくなったスフミの家をモデルに彫刻化しています。制作に際しては、わずかな記憶や叔父からの聞き取りや友人らに取材を依頼するなど情報を重ねた、といいます。同じくウェクアの《Levan Portrait》(2017 年)は、自身の実体験を踏まえながら、独特な色調で描いた絵画です。


アンドロ・ウェクア
《Yet to be titled (the house)》(2012年)
©Andro Wekua, Courtesy of the artist,
Gladstone Gallery, Sprüth Magers,
and Take Ninagawa



アンドロ・ウェクア
《Levan Portrait》(2017年)
©Andro Wekua, Courtesy of the artist,
Gladstone Gallery, Sprüth Magers,
and Take Ninagawa


鎌田友介(1984—)は、神奈川県出身。東京藝術大学研究科先端表現専攻修士課程終了後、現在は福岡を拠点に活動しています。日本家屋を題材とするプロジェクト「The House」では、日本、韓国、台湾、ブラジルなどに建てられた、20世紀の歴史が交錯する日本家屋をリサーチ。忘れ去られようとする現代日本の歴史を展示室内に作品を通じて再構築しています。


鎌田友介
《The House》 2018 年,
“How Little You Know About Me
" Courtesy of MMCA, Korea /
Photograph by Moon June Hee(参考図版)


マリア・ファーラ(1988—)は、フィリピンでイギリス人の父親とフィリピンの母親の間に生まれました。15歳よりロンドンに移り、大学卒業後在住しています。《テラスのある部屋》(2021年、国立国際美術館蔵)は、きれいなハイヒールが置かれた脇で掃除に励む女性を描いています。本展のための新作《台風の中、岩にしがみつく》など三部作は、幼少期に過ごした下関の生活を思い出し描いています。


マリア・ファーラ
《テラスのある部屋》
(2021年、国立国際美術館蔵)


中国・上海生まれの潘逸舟(1987—)は、幼少の頃青森に移住し、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了後、東京を拠点に活動しています。《ほうれん草たちが日本語で夢を見た日》(2020 年)は、神戸アートビレッジセンター(現新開地アートひろば)の個展で発表された作品で、鳥かごのように切り抜かれたダンボール箱が展示空間に設置されています。茨城のほうれん草畑での農業体験から生まれた作品だそうです。その時、上空からの鳥の鳴き声が、ほうれん草が囀りだしたかのような感覚に陥ったといったと言います。


潘逸舟
《ほうれん草たちが日本語で夢を見た日》
(2020年)


このほか、東京都出身の竹村京(1975年-)の祖父母がかつて生活した家を舞台として描き刺繍をよる布を重ねた《はなのいろ》(2015年)や、アルジェリア・サイダ生まれのリディア・ウラメン(1992年-)の家庭内の事由を釈迦にアピールした《母親たちが不在のあいだに》(2015-18年)(削除)なども出品されています。

 

国立国際美術館の「コレクション1 80/90/00/10」
村上隆の絵画作品を初収蔵、時代を表す約50点

毎年恒例の「コレクション」展ですが、令和4年度の新収蔵品をご紹介しながら、1980年代から2010年代までの美術を幅広く取り上げ、合わせて50点以上を展示しています。

とりわけ東京都出身の村上隆(1962-)の絵画作品を初収蔵。《727 FATMAN LITTLE BOY》(2017年)は、村上が1996年以来制作してきた代表的シリーズ〈727〉のうちの一点で、国内に所蔵される村上作品としては最大級のものになります。今回、内初公開となる機会に、東京国立近代美術館所蔵および寄託となる村上の初期作品5点も合わせて出品しています。


村上隆《727 FATMAN LITTLE BOY》
2017 年
Background in collaboration with MADSAKI、
国立国際美術館蔵 )
©2017 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd.
All Rights Reserved.


村上は1993年、東京藝術大学院美術研究科は博士後期課程修了。2000年に、伝統的日本美術とアニメ・マンガの平面性を接続し、日本社会の在り様にも言及した現代視覚文化の概念「スーパーフラット」を提唱し、注目されました。アーティスト、キュレーター、コレクター、映画監督、有限会社カイカイキキ創業者といった様々な顔を持ち、国際的に活躍しています。今年もガゴシアン(ル・ブルジェ)と、アジアン・アート・ミュージアム(サンフランシスコ)で個展が予定されています。

同じく昨年度収蔵した西山美なコ(1965-)の絵画作品《『Looking at you』より ローズ》(1997 年)もずらり並び目を引きます。西山は兵庫県生まれ。89年に京都市立芸術大学美術学部油画専攻を卒業、91年に同大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。90年代に「リカちゃんハウス」を巨大化した作品《ザ・ピんくはうす》(1991年)や、バラやロココ調のモチーフなど宝塚歌劇の舞台で使われる書き割り風の作品、少女文化を前面に出した立体作品を発表しています。


西山美なコ
《『Looking at you』より ローズ》
(1997年)


新収蔵作品では、京都府生まれの國府理(1970-2014)の乗り物をモチーフにした《Tug Tricycle》(2014年)、国内では初の美術館コレクションとなったドイツのアストリッド・クライン(1951-)の写真作品もてんじされています。

また、2010年の個展「束芋:断面の世代」を機に収蔵された神戸市出身の束芋(1975-)の映像インスタレーション《団断》(2009 年)や、2018年開催の「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」展を経て収蔵が実現した倉敷市出身の中原浩大(1961-)の絵画インスタレーションや《レゴ》(1990-91 年)、さらに弘前市出身の奈良美智(1959-)の《長い長い長い夜》(1995 年)、茨木市出身のヤノベケンジ(1965-)の《アトムカー(黒)》(1998 年)など、人気作家の注目作品のオンパレードで、見応えがあります。


束芋《団断》
(2009年、国立国際美術館蔵)
© Tabaimo / Courtesy of Gallery Koyanagi



束中原浩大《レゴ》
(1990-91年、国立国際美術館蔵)
撮影:表恒匡




奈良美智《長い長い長い夜》
(1995年、国立国際美術館蔵)
© Yoshitomo Nara




ヤノベケンジ《アトムカー(黒)》
(1998年、国立国際美術館蔵)
© KENJI YANOBE


このほかの出品作家に、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタイン、マイク・ケリー、シンディ・シャーマン、アストリッド・クライン、ジョアン・ミロ、マリノ・マリーニ、マーク ・マンダース、会田誠、町田久美、森千裕、森村泰昌、福田美蘭、柳幸典、やなぎみわ、高松次郎らがいます。

 

神戸•六甲山上の現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond/Rokko Meets Art」
招待アーティストの拡充や拠点づくりなど

六甲ミーツ・アート芸術散歩は、神戸・六甲山上で2010年から毎年開催してきましたが、14回目を迎える今年から内容を大幅に拡充されることになります。2025年の大阪・関西万博の開催や神戸空港の国内発着便数の拡大や国際化をチャンスと捉え、神戸市ならびに阪急阪神ホールディングス株式会社によるサポートのもと、関西を代表するアートイベントに成長させる方針です。


「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023
beyond/Rokko Meets Art」
のメインビジュアル


具体的には、招待アーティストの拡充や芸術祭の象徴となる拠点づくり・一部作品の展示期間の延長、各会場を繋ぐトレイル(遊歩道・山道など)沿いへのアート作品展示を行うなどの新施策を盛り込みます。

まず招待アーティストに予定されているのは、現代美術家で京都芸術大学教授の椿昇(1953-)です。椿は京都市生まれで西宮市在住。京都市立芸術大学美術専攻科修了。1989年にタイトルを自ら命名したアメリカでの展覧会「アゲインスト・ネイチャー」への参加など、世界を舞台に活動。2011年から退蔵院襖絵プロジェクト、2018年からは「ARTIST‘S FAIR KYOTO」を構想してディレクターに就任。アートの自立市場構築に取り組んでいます。現在は大学院附属のコマーシャルギャラリー「アルトテック」の代表としてユニバーサルミュージック本社・OCA TOKYO・DMGMORIなどのコーポレートコレクションのマネージメントを多数行っています。


招待作家の椿昇


もう一人は、世界的な造形作家の川俣正(1953-)です。川俣は北海道三笠市出身。28歳の若さで第40回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1982年)の参加アーティストに選ばれ、その後もドクメンタ8(1987年)、ドクメンタ9(1992年)、第3回ミュンスター彫刻プロジェクト(1997年)などの国際展にて高い評価を獲得し、1998年に東京芸術大学先端芸術表現科の設立に主任教授として参画しています。


招待作家の川俣正


2005年にはアーティストでありながら横浜トリエンナーレの総合ディレクターとして大規模な国際展の企画を手がけました。2006年以降、活動の拠点をフランス・パリに移し、パリ国立高等芸術学院にて教授職に就きながら、アーティストとして欧州を拠点に精力的な活動を展開。川俣の仕事が関わる分野は、建築や都市計画、歴史学や社会学、日常のコミュニケーション、あるいは医療にまで及んでいます。

芸術祭の象徴となる拠点づくりとしては、ROKKO森の音ミュージアムを拠点とし、SIKIガーデンを拡張のうえ野外アート作品エリアを新設します。このほか六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテルなどでも展開する計画です。

さらに各会場を繋ぐトレイル(遊歩道・山道など)沿いへアート作品を展示し、徒歩で移動しながら作品を楽しむトレイルルートを設定します。こどもたちが現代アートに触れ合える機会の創出として、ワークショップ等の参加型作品や1日キュレーターなどの新企画を通じて、自然の中でこどもたちが現代アートに触れられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てる古層も盛り込まれています。


昨年の周遊イメージ 
村山大明《アセビの切り株と想望》
ROKKO森の音ミュージアム



昨年の周遊イメージ 
二ノ宮久里那《Transience》
六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅


 



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

社長業を投げ捨て僧侶になった小島康誉さんは、新疆ウイグル自治区の遺跡の修復や調査支援を30年も続けている。

シベリアに抑留された体験を持つ加藤九祚さんは90歳を超えて、仏教遺跡の発掘ロマンを持続する。

玄奘の意志に導かれアフガン往還半世紀になる前田耕作さんは、悲劇のバーミヤンの再生に情熱を燃やす。
シルクロードの現代日本人列伝
―彼らはなぜ、文化財保護に懸けるのか?

世界文化遺産登録記念出版
発売日:2014年10月25日
定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ-ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

◆本の購入に関するお問い合わせ先
三五館(03-3226-0035) http://www.sangokan.com/
東方出版(06-6257-3921)http://www.tohoshuppan.co.jp/
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