初夏を彩る、京都の3企画展

2023年5月1日号

白鳥正夫

新型コロナ禍も、やっと下火となりました。この時期、京都の美術館では初夏を彩る内外作家の3個展が展開中です。京都市京セラ美術館の本館北回廊2階では、画業の全てをたどる「生誕100年 回顧展 石本 正」が5月28日まで、京都府立堂本印象美術館でも「生誕100年記念 堂本元次」を5月31日まで、それぞれ開催中です。また.京都市京セラ美術館の本館北回廊1階では「マリー・ローランサンとモード 1920年代パリ、女性たちは羽ばたいた―ココ・シャネル、マドレーヌ・ヴィオネも活躍」が6月11日まで開かれています。とりわけ石本正と堂本元次は、ともに京都を拠点に画家として活動し、生誕100年を記念する充実の展示内容で注目されます。

京都市京セラ美術館 本館北回廊2階の「生誕100年 回顧展 石本 正」
大規模な回顧展、代表作など計約140点

舞妓や裸婦の官能的な表現で知られる日本画家・石本正(しょう)の京都で初めてとなる大規模な回顧展です。石本は、日本だけでなくヨーロッパの中世美術も広く研究・吸収して確立した情熱的でリアリティーあふれる舞妓や裸婦像は、戦後日本画の人体表現に新風を吹き込みました。

今回の展覧会では、石本正の個人美術館である浜田市立石正美術館の門外不出の作品を含め、全国から集めた代表作など計約140点を一堂に公開し、青年時代から75年にも及ぶ画業の全容を振り返ります。没後のアトリエで新たに見つかった素描や絶筆となった未完の《舞妓》も展示し、地位や名声を求めることなく、最期の瞬間まで絵画一筋に生きた石本の生涯と創作の原点に迫っています。

石本正(1920-2015)は、島根県那賀郡岡見村(現浜田市三隅町岡見)に生まれました。絵を学ぶために故郷を離れた20歳以降ずっと京都を拠点に画家として活動し、鋭い古典研究をふまえた斬新な技法や人体のリアリズムの追究によって、戦後日本画壇を代表する画家の一人として注目を浴びました。生涯、地位や名声を求めることなく、絵を描く心を大切にし続けた画家としての姿勢とすぐれた表現力は、今もなお多くの作家に影響を与えています。

展示は、年次を追って5章で構成されています。各章の概要と主な作品を取り上げます。第1章は「画家となる」(1920~1949年)で、石本は島根県の豊かな自然のなかで自由にのびのびと育ち、20歳の時に絵を志して京都市立絵画専門学校(現京都市立芸術大学)に入学します。しかし楽しい学生生活もつかの間、第二次世界大戦の戦禍により召集され、半年繰り上げで卒業します。そして無事復員した彼は終戦直後の不安定な社会情勢のなか、本格的に画家としての道を歩み始めます。

《田ノ浦海岸》(1936年頃、個人蔵)や、《軍鶏》(1941年)、《馬》(1949年、ともに浜田市立石正美術館蔵)などが出品されています。


石本正《馬》
(1949年、浜田市立石正美術館蔵)


第2章は「画家としての挑戦」(1950~1963年)。本格的に画家としての活動を始めてまもなく、先輩の日本画家・秋野不矩の勧めにより創造美術(後の創画会)で作品発表をするようになります。戦後の時代に日本画の革新を掲げて創立されたばかりの創造美術を舞台に、風景や人物、鳥など描くモチーフを色々と試すように変え、技法にも工夫を凝らした作品を次々に発表しました。変化に富む作品を通して、血気あふれる若い画家の挑戦の姿勢が見えてきた時代です。

《五条坂風景〈五条坂〉》(1950年、個人蔵[浜田市立石正美術館寄託])や、《旅へのいざない》(1951年、浜田市立石正美術館蔵)などが展示されています。


石本正《五条坂風景〈五条坂〉》
(1950年、個人蔵[浜田市立石正美術館寄託])


第3章は「中世ヨーロッパと舞妓の画家」(1964~1973)。44歳の時、少年の頃からあこがれていたヨーロッパを初めて訪れます。この時に目にした本物の中世時代のフレスコ画の美しさに衝撃を受け、その後くり返しヨーロッパを訪れるようになります。 石本芸術を象徴する舞妓が多く見られるようになるのは、ちょうどこの時期に重なります。無垢ではんなりとした舞妓の風情が印象的です。

日本やヨーロッパの古典文化を深く心の中に吸収しながら、現代を生きる自分にしか描くことのできない新たな日本画を追究しようとしていました。 やがて、日本画の裸婦表現に新風を吹き込んだとして高い評価を受け、50歳の時に第3回日本芸術大賞と第21回芸術選奨文部大臣賞を受賞します。しかしこれ以降すべての賞を辞退し、地位や名声を求めない姿勢を貫きました。

《舞妓》(1968年、浜田市立石正美術館蔵)ほか、《裸婦》(1967年)、《のれん》(1970年、個人蔵)、《舞子裸婦〈舞子裸像〉》左右1対(1972年、いずれも個人蔵)などの作品が並んでいます。


石本正《舞妓》
(1968年、浜田市立石正美術館蔵)



石本正《のれん》
(1970年、個人蔵)


第4章は「花と裸婦」(1974~2000年)で、次第に舞妓から裸婦や花が多く見られるようになっていきました。特に女性は彼にとって世の中で最も美しいものであり、その美の追求が永遠のテーマになっていました。 この時代になると大きな技法の変化はあまり見られず、同じテーマを安定した技法でくり返し描いていることが特徴です。絵を描く時間を大切にしながら、じっくりと自分の絵に向き合って絵画の精神性が深まっていきますた。

《午睡》(1977年)や、《牡丹》(1989年)、《艶》(1995年、いずれも浜田市立石正美術館蔵)、《アルバラシン》(1999年、個人蔵[浜田市立石正美術館寄託])など注目です。


石本正《艶》
(1995年、浜田市立石正美術館蔵)


最後の第5章は「絵をかくよろこび」( 2001~2015年)。80歳を迎えるころ、故郷における幼少期の楽しい経験が自らの絵の原点だと感じるようになり、自分を育ててくれた故郷に作品を寄贈することを申し出ました。そのことがきっかけとなって石正美術館が開館します。以降の作品では、故郷をテーマにしたものも多く見られるようになっていきました。

そして最後の瞬間まで絵を描きつづけ、95歳の生涯を閉じました。

《ぼっこう》(2000年)、《蟠竜湖の女》(2001年)、絶筆となった未完の《舞妓》(2015年、いずれも浜田市立石正美術館蔵)などが出ています。


石本正《舞妓》未完
(2015年、浜田市立石正美術館蔵)


京都府立堂本印象美術館の「生誕100年記念 堂本元次」
画歴の代表作、師や同僚らの作品約65点

前記の石本正同様、昭和から平成期の日本画家・堂本元次(もとつぐ)の回顧展です。戦後の代表作をはじめ、さらに学生時代の同級生である下村良之介や、1930年代に新進気鋭の画家として活躍していた田口壯ら先輩の作品も合わせ約65点を展示し、戦中、戦後を生きた堂本元次の画歴を振り返っています。

堂本元次(1923-2010、本名:塩谷元次)は京都市に生まれました。1941年、京都市立絵画専門学校(現 京都市立芸術大学)に入学し日本画家を志しますが、2年後に繰り上げ卒業し出征。幾度も死線をさまよい、応召中の広島で被爆するなど過酷な体験を経て、戦後、画家として歩みはじめます。

元次の画風に転機が訪れるのは、1979年に初めて中国を訪れてからです。中国の素朴な風景に魅せられ、以後、同地に取材した作品を発表するようになります。深い情熱を持ちながらも、それを抑制し穏やかな表現を展開させた作風が高く評価されました。

ちなみに元次は、日本画家堂本印象の長兄、堂本寒星の養子となります。叔父の堂本印象に師事。師の影響を受けてさまざまなジャンルに挑むようになります。日展で活躍し、1950(昭和25 )年、52年特選。82年に《土匂う里》で内閣総理大臣賞。87年には《懸空寺》で芸術院賞を受け、同年日展理事となっています。 その後、日展の重鎮として確固たる地位を築きました。

こちらは3章で構成されています。第1章は「元次芸術の基層」。《海風渡る老松》(1942年、東福寺退耕庵蔵)など出征前の学生時代の作品の他、元次と交流のあった同級生や先輩の作品を紹介します。特に、若き日の元次に大きな影響を与えながらも早世した前衛画家田口壯の《喫茶室》(1934年、山口県立美術館蔵)が特別出品されています。


塩谷(堂本)元次《海風渡る老松》
(1942年、東福寺退耕庵蔵)




田口壯《喫茶室》
(1934年、山口県立美術館蔵)



第2章は「画家として出発」で、復員後、念願の画家となります。1951年に堂本印象の画塾東丘社に入ると、師の影響を受けた作品を描くようになりますが、次第に独自色を打ち出していきます。《棚の交錯 》(1956年)や、《明日の夢》(1971年、ともに京都府蔵[京都文化博物館管理])などが出品されています。


堂本元次《棚の交錯 》
(1956年、京都府蔵[京都文化博物館管理])




堂本元次《明日の夢》
(1971年、京都府蔵[京都文化博物館管理])


第3章は「独自の境地へ」。1979年中国を訪れてから、中国風景を題材に新たな画境を切り拓きました。ここでは、《水路を来たる》(1997年、京都府蔵[京都文化博物館管理])などが展示されています。


堂本元次《水路を来たる》
(1997年、京都府蔵[京都府都文化博物館管理])



さらに美術館庭園でも「第6回堂本印象美術館野外彫刻展」として、京都彫刻家協会所属の24名の作家が出品しています。

 

京都市京セラ美術館 本館北回廊1階の「マリー・ローランサンとモード 1920年代パリ、女性たちは羽ばたいた―ココ・シャネル、マドレーヌ・ヴィオネも活躍」
国内外のコレクションから約90点一堂に

二つの世界大戦に挟まれた1920年代のパリは、様々な才能がジャンルを超えて交錯し、豊かな創造性を解き放った場所でした。とりわけ女性たちの活躍には、目を見張るものがありました。女性的な美をひたすら追求したマリー・ローランサンと、男性服の素材やスポーツウェアを女性服に取り入れたココ・シャネルは、大戦後の自由な時代を生きる女性たちの代表ともいえる存在でした。ローランサンとシャネルの二人は、ともに1883年に生まれで、生誕140年を記念するこの展覧会でもあります。

この展覧会では、マリー・ローランサンの活躍を軸に、ココ・シャネル、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、マドレーヌ・ヴィオネなど、時代を彩った人々との関係にも触れながら、モダンとクラシックが絶妙に融合する両大戦間パリの芸術界そしてモード界を紹介します。オランジュリー美術館やマリー・ローランサン美術館(2019年閉館)など国内外のコレクションから、約90点のラインナップが一堂に会する貴重な機会です。

マリー・ローランサン(1883-1956)は、パリ生まれ。アカデミー・アンペールで絵画を学びます。ピカソやブラックとの交流から、初期にはキュビスムの影響色濃い作風でしたが、後に、パステル調の淡い色調と優美なフォルムが特徴の女性的な作風に。エコール・ド・パリ中でもひときわ輝く存在となります。詩人アポリネールとの大恋愛でも知られています。

ココ・シャネル(1883-1971、出生名:ガブリエル・シャネル)は、フランスのファッションデザイナー、企業家。20世紀初頭からファッションデザイナーとして活躍し、彼女が創設したシャネルブランドは世界有数のファッションブランドとして現在も営業しています。

見どころとしては、まず第1にローランサンの再発見です。女性らしさを追及した独自のスタイルを貫き時代の寵児となったマリー・ローランサンの《私の肖像》(1924年、マリー・ローランサン美術館蔵)など数々の作品を紹介しています。  

次にガブリエル・シャネルの《デイ・ドレス》(1927年頃、神戸ファッション美術館蔵)など、1910年から1930年のファッションの変遷を、ココ・シャネル、ポール・ポワレ、マドレーヌ・ヴィオネらの作品で辿っています。

3番目に、カール・ラガーフェルドがよみがえらせたローランサンの色彩に注目です。黒いサテンのリボンの付いたピンクのフェイユ・ドレス(2011年 春夏オートクチュールコレクションより)など、京都会場でしか見られない!モード界の鬼才ラガーフェルドが現代に蘇らせたローランサンの色彩(パレット)を表現したドレスを展示しています。

主な出品作の画像を掲載します。マリー・ローランサンの作品では《マドモアゼル・シャネルの肖像》(1923年、パリ・オランジュリー美術館蔵)、 《ピンクのコートを着たグールゴー男爵夫人の肖像》(1923年頃、パリ・ポンピドゥー・センター蔵)、《牝鹿と二人の女》(1923、ひろしま美術館蔵)など。


マリー・ローランサン 《マドモアゼル・シャネルの肖像》
(1923年、パリ・オランジュリー美術館蔵)
Photo (C)RMN-Grand Palais(musee de l'Orangerie)/
Herve Lewandowski/distributed by AMF




マリー・ローランサン
《ピンクのコートを着たグールゴー男爵夫人の肖像》
(1923年頃、パリ・ポンピドゥー・センター蔵)
Photo (C)Centre Pompidou,NAM-CCI,Dist.
RMN-Grand Palais/image Centre Pompidou,
MNAM-CCI/distributed by AMF



マリー・ローランサン《牝鹿と二人の女》
(1923年、ひろしま美術館蔵)


他に、ガブリエル・シャネルの《デイ・ドレス》(1927年頃、神戸ファッション美術館蔵)や、セシル・ビートンの《お気に入りのドレスでポーズをとるローランサン》(1928年頃、マリー・ローランサン美術館蔵)なども展示されています。


ガブリエル・シャネル《デイ・ドレス》
(1927年頃、神戸ファッション美術館蔵)




セシル・ビートン
《お気に入りのドレスでポーズをとるローランサン》
(1928年頃、マリー・ローランサン美術館蔵)
(C)Musee Marie Laurenci


 



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

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第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
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発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ-ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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三五館(03-3226-0035) http://www.sangokan.com/
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