「眼福 」の美術品、2つの展覧会

2022年7月1日号

白鳥正夫

「眼福」という言葉があります。貴重なものや珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸福の意味です。その言葉にふさわしい2つの展覧会を取り上げます。茶の湯のなかで育まれた深い文化と、もてなしの心を土台として、日本人の豊かな感性が生み出してきた懐石の器を展覧する、MIHO MUSEUMの夏季特別展「懐石の器 風炉の季節」が7月9日から8月14日まで開かれます。また西宮市大谷記念美術館では、和泉市久保惣記念美術館の所蔵する多彩な所蔵品を4つのテーマに沿って紹介する、「西宮で観る至高の美術 和泉市久保惣記念美術館展」を7月24日まで開催中です。琵琶湖の南、信楽の山中に「桃源郷」をテーマに1997年に誕生したMIHO MUSEUMと、水と緑の美しい庭園を持つ美術館として 1972年に開館した西宮市大谷記念美術館。両館とも展示作品だけではなく、周辺環境や庭園などからも「眼福」が得られます。


MIHO MUSEUMが夏季特別展「懐石の器 風炉の季節」
 
逸品の数々、茶会の流れに沿って料理の写真も


展示作品と料理を盛り付けた大きなパネル写真も
以下の作品は、すべてMIHO MUSEUM所蔵)


日本人にとって、もてなしとはご馳走することでした。ご馳走とは文字通り、馬を走らせ人が走り、いろいろな食材を集めて客をもてなすことです。権力者にとっては、その力を表すため、政治的な宴会料理は、豪華さを競うようになりました。ところが桃山時代、茶の湯のとともに「懐石」が尊ばれます。懐石とは“ふところの石”。修行中の禅僧が石を温めて懐にいだき、一時の空腹をおさえたという伝承から生まれた言葉で、お茶をおいしく頂くための簡素な料理の呼び名です。それは豪華な献立を誇るのではなく、心のこもった、おいしくて実のある新しい料理の形でした。

懐石にはいくつかの特徴が挙げられます。お客様が料理を一番おいしく召し上がれるよう、出来立てを一品づつ運ぶこと、亭主自ら給仕し楽しく主客交流すること、遠くの珍しい食材に重きを置かず身近な旬の食材を客の好みに合わせ工夫すること、最後まで頂いてもお腹に丁度良い量であること、さらに、料理にふさわしい器を楽しむことなどです。この形をはじめたのは千利休で、江戸時代中期頃にはさらに形式が整い、今日の懐石となりました。

今回の展覧会は春季特別展に続き、美術館所蔵の茶道具と懐石の器から、名品を選りすぐった約160件(春季と夏季で一部展示替え)が展観されます。初公開となる《大井戸茶碗 小一文字」(益田鈍翁・松永耳庵旧蔵)とその取り合わせを含め、MIHO MUSEUMの原点ともいえるコレクションが並びます。

また江戸時代の近衞家当主であり貴族として最高の地位にあった近衞予楽院の茶会記をもとに、当時の茶会で乾山や和ガラスの器がどのように使われていたかを紹介するコーナーもあります。

さらに茶室の掛物として極めて珍重された大徳寺開山・大燈国師の墨蹟や、織部・黄瀬戸・志野など美濃窯の向付、光悦、乾山や、瀬戸、唐津、伊万里、備前、信楽焼の茶碗に食器、秀衡椀や永田犮治の蒔絵椀、煌びやかな和ガラスの器などが並び、まさに「眼福」の空間です。とりわけ随所に、展示作品に料理を盛り付けた大きなパネル写真が添えられていて、器と料理の味わいも楽しめます。

懐石の流れに沿って、10章で構成されています。主な展示品を画像と合わせ紹介します。

第1章は「懐石の流れ」。最も正式な形式とされるのが「正午の茶事」で、二刻(ふたとき、約4時間)かけて行われます。西村道也作の《萬歳楽字茄子形燗鍋》(江戸時代、延享元年1744年)に添えられた手前の《引盃と盃台》(大正-昭和初期、20世紀)は渡辺喜三郎作。《織部瓢絵四方鉢》(桃山-江戸時代、17世紀)の緑釉が鮮やかな出色の一品です。


《万歳楽字茄子形燗鍋》西村道也作
(江戸時代、延享元年1744年)と、
《引盃と盃台》渡辺喜三郎作
(大正-昭和初期、20世紀)


第2章の「席入り」は、茶室に入ることで、夏の釜は風炉です。《芦屋霰巴地紋真形釜・唐銅朝鮮風炉》(桃山時代、16世紀 石見芦屋製、毘沙門堂伝来、益田鈍翁旧蔵)と《寸松庵敷瓦》(江戸時代、瀬戸窯)も、時代を現した注目の作品です。


《芦屋霰巴地紋真形釜・唐銅朝鮮風炉》
(桃山時代、16世紀 石見芦屋製、
毘沙門堂伝来、益田鈍翁旧蔵)と、
《寸松庵敷瓦》(江戸時代、瀬戸窯)


第3章「向付の器」は、最初に出され、空いた後も取り皿として残る大切な器。《織部切落向付》(桃山-江戸時代、17世紀)や、《乾山色絵竜田川図向付》(江戸時代、18世紀 乾山窯)などが展示されます。


《織部切落向付》
(桃山-江戸時代、17世紀)


第4章の「煮物椀」は、ほとんどが漆器です。 永田犮治作の《絵替草花蒔絵螺鈿平煮椀》(江戸時代、18-19世紀)は、蒔絵と螺鈿により琳派風の草花を絵替わりで描いた美しく上品な仕上がりです。


《絵替草花蒔絵螺鈿平煮椀》
永田犮治作
(江戸時代、18-19世紀)


第5章の「焼き物の器」では、《織部四方手鉢》(桃山-江戸時代、17世紀、美濃窯)や、《備前火襷桃形鉢》(桃山-江戸時代、16-17世紀、備前窯)など、頃合いの大きさのさまざまな焼き物鉢と皿が出品されます。


《織部四方手鉢》
(桃山-江戸時代、17世紀、美濃窯)


第6章は「強肴(預け鉢、酒盗)と漬物鉢」。 強肴(しいざかな)とは、一汁三菜が一段落した後に出される料理のこと。この章では《仁清白釉円孔透鉢》(江戸時代、17世紀、御室窯)や、《備前瓢形徳利 銘 くくり猿》(桃山時代 16-17世紀 備前窯、益田鈍翁旧蔵)が《絵唐津片口猪口》(桃山-江戸時代、17世紀、唐津窯)、《根来角切折敷》(室町時代、15-16世紀)の組み合わせで出ます。


《白釉円孔透鉢》
(江戸時代、17世紀、御室窯)


第7章は「近衞予楽院の茶会記から」。位人臣を極めた大茶人の近衞予楽院は24年間の茶会の記録を残し、懐石の器と料理の記録も含まれていました。予楽院が自ら考案した杉平の器と料理の再現写真には、《杉へぎ向付》に「錦はんぺん・しき葛・山椒・花塩」の料理を盛った器(祇園丸山)が映っています。光琳画の《錆絵牡丹図角皿》(江戸時代、18世紀、乾山窯)の逸品も見応えがあります。


《錆絵牡丹図角皿》
尾形光琳画
(江戸時代、18世紀、乾山窯)


第8章は「菓子器」で、《乾山銹絵染付梅波文蓋物》(江戸時代、18世紀、乾山窯)や、佐野長寛作の《輪花高杯盆》(江戸時代、19世紀)などを展示。


《乾山銹絵染付梅波文蓋物》
(江戸時代、18世紀、乾山窯)
撮影:越田悟全


第9章は「ガラスの懐石」。《切子角形ガラス三段重》(江戸時代後期-明治時代初期、19世紀)や、《型吹き青緑色葡萄文鉢》(江戸時代、18世紀、瓶泥舎びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館蔵)などが出品されます。


《切子角形ガラス三段重》
(江戸時代後期-明治時代初期、19世紀)


最後の第10章は「後座」で、懐石をいただいた客は一旦茶席から退出し庭の腰掛けで次の濃茶に向け、気持ちを整えます。亭主は床の間の掛物を花に替え、客は清新な空間で濃茶をいただきます。ここでは《大井戸茶碗 銘 小一文字 追銘 大一文字》(朝鮮王朝時代、16世紀、益田鈍翁・松永耳庵旧蔵)や、本阿弥光悦作の《赤楽茶碗(江戸時代、17世紀)などの名品が鑑賞できます。


《大井戸茶碗 銘 小一文字 追銘 大一文字》
(朝鮮王朝時代、16世紀、益田鈍翁・松永耳庵旧蔵)



《赤楽茶碗》
本阿弥光悦作
(江戸時代、17世紀)

なおコロナ感染防止のため、事前予約となっていて、マスク着用が必要です。感染者数が減少傾向とはいえ、長引くコロナ禍に加え、連日報道されるロシアによるウクライナ侵攻など重苦しい毎日ですが、日常を離れ、日本人の豊かな感性が生み出してきた懐石の器は、「眼福」に預かる格好の展覧会です。 

 

西宮市大谷記念美術館開館50周年記念・和泉市久保惣記念美術館40周年記念交換展「西宮で観る至高の美術 和泉市久保惣記念美術館展」
4つのテーマに沿って264件、質量充実

西宮市と和泉市の二つの美術館がそれぞれ節目の年に提携し、それぞれの館蔵品を選んで展示する展覧会です。両館ともに実業家のコレクションおよび土地や建物の寄贈を受け、それをベースに開館しています。建物は改装や新館を増設していますが、両館とも和様をベースに、エントランス・ルームから緑豊かな庭園が広がる類似性があります。展覧会のタイトルを見て、「なるほど、こんな企画展もあったのか」と思いました。

西宮市大谷記念美術館では、和泉市久保惣記念美術館の所蔵する多彩な所蔵品を金属工芸、中国絵画、日本美術、浮世絵の4つのテーマに沿って264件が展示されています。和泉市久保惣記念美術館では今秋、「ダイアローグ かたちのちから―西宮市大谷記念美術館所蔵品展―」を開催し、立体や彫刻を含む、現代美術作品の展示を初めて行います。

和泉市久保惣記念美術館は、明治より代々綿織物業を営み、泉州有数の企業であった久保惣株式会社の3代目社長・久保惣太郎(1926-1984)が、古美術品のコレクション約500点と、土地、建物(本館、茶室)、基金3億円を和泉市に寄付し、1982年開館しました。

1997年には5代目社長の久保恒彦(3代目惣太郎の弟)により新館の寄贈を受けています。このほか、1999年には久保惣記念文化財団を経て、音楽ホール、創作教室、市民ギャラリー、2006年には研究棟がそれぞれが寄贈されています。

所蔵品も順次寄贈され、現在は国宝2件、国の重要文化財29件を含む、日本や中国の絵画、書、工芸品など古美術を中心に約1万1000点に及ぶコレクションを誇ります。

今回の展覧会は4つの展示室に、テーマごとに展示しています。ただ国宝や重要文化財の作品は和泉市久保惣記念美術館で展示されるため、出品されていないのが残念です。主な展示品を画像とともに取り上げます。所蔵は、すべて和泉市久保惣記念美術館です。

まず「金属工芸」は、表現された文様や器形に注目し、中国古代の儀式や生活の中で使われた金属工芸の作品を中心に展示しています。《青銅 犠首龍文卣》(西周時代)の、卣(ゆう)という器は、蓋付きの壺に提げ手をつけた形をしています。龍文が施され、祖神を祀るために使われました。


《青銅 犠首龍文卣》
(西周時代)

以下の作品は、すべて和泉市久保惣記念美術館所蔵


《青銅 海獣葡萄文鏡》(唐時代)は、海獣と称される獣文と葡萄唐草文をあしらった鏡です。この鏡と同じ型を使ったと思われる鏡が高松塚古墳から出土されていて興味を引きます。


《青銅 海獣葡萄文鏡》
(唐時代)


次に「中国絵画」では、日本の文人たちの手本にもなった明清時代から中華民国時代までの作品を展示しています。秦祖永の《浅絳山水図》(1881年)や、《明代名家扇面画冊》(14-17世紀)、さらには風景を描いた山水図や季節、花を描いた作品が並んでいます。


秦祖永《浅絳山水図》
(1881年)


「日本美術」は、やまと絵や書画の貼り交ぜによる屏風絵を中心に,江戸時代の美 術の粋が出品されています。

円山応挙の《写生図》(18世紀後半)は、三井家に伝わったもので、全14図からなり、もとは銀地の屏風に貼り交ぜられていた、といいます。この作品は、浄書された写生図を、さらに模写されたものではないかと考えられています。


円山応挙《写生図》
(18世紀後半)


最後の「浮世絵」では、葛飾北斎はじめ、歌川広重、歌川国芳などよく知られた浮世絵師の名品の他、上方の合羽摺りや練り物など多様な浮世絵のコレクションが展示されています。

長秀・はる川の《祇園ねりもの姿》(18世紀末-19世紀前半)に、24枚が並んでいます。このうちの1枚が長秀の《祇園ねりもの姿 雪娘》です。「祇園ねりもの」とは、祇園祭の神輿を鴨川の水で洗う神輿洗の際に、祇園の芸子たちが行った仮装行列のことです。

葛飾北斎の《諸国瀧廻り 下野黒髪山霧ふりの滝》(1791-1842年)は、8枚揃いのシリーズ。下野黒髪山は男体山のことで、霧ふりの滝は日光3名瀑の1つです。


葛飾北斎
《諸国瀧廻り 下野黒髪山霧ふりの滝》
(1791-1842年)


東洲斎写楽の《三世坂東彦三郎の鷺坂左内》(1794年)は、歌舞伎の和事と実事の和実の名手として堅実な役柄を得意とした三世坂東彦三郎の特徴を捉えた代表作です。


東洲斎写楽
《三世坂東彦三郎の鷺坂左内》
(1794年)


また歌川国芳の《相馬の古内裏》(1843-1847年)は、荒れ果てた平将門の屋敷に出没する妖怪を大宅太郎光国が退治する名場面を大胆に描いています。


歌川国芳《相馬の古内裏》
(1843-1847年)


浮世絵の展示室は質量たっぷりで、ロビーでひと休みしました。西宮市大谷記念美術館の中庭が一望でき、そこには水面と四季の草花、石灯篭などが調和し、まるで一服の絵です。ここも、まさに「眼福」の世界です。


西宮市大谷記念美術館のロビーから眺めた中庭




しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

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定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ-ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

◆本の購入に関するお問い合わせ先
三五館(03-3226-0035) http://www.sangokan.com/
東方出版(06-6257-3921)http://www.tohoshuppan.co.jp/
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