パワー満載、経済界で活躍した二人の著書

2022年6月1日号

白鳥正夫

かつて経済界で活躍されたお二人が、思い入れたっぷりの本を出されました。超高齢化社会、定年後の生き方が大切な時代です。長い人生にとって、自分の体験したことや、なおも志を持って生きていることを、書き残し後世に伝えることは、とてもエネルギーのいる作業ですが、それだけ意義のあることです。私の新聞社時代の先輩でもあった萩尾千里さん(85歳)は、『もうひとつの二刀流―新聞記者と財界人、生涯貫く記者魂』 を6月下旬に出版します。もう一人は私の在住する大阪府泉大津市に生まれた若林公平さん(73歳)で、郷里の祭についての研究書『泉大津濱八町だんじり祭(続)』を4月に刊行しました。いずれも300ページを超すパワー満載の力作です。著者のプロフィールと、それぞれの著書の趣旨や内容などをリポートします。


萩尾千里さんの『もうひとつの二刀流―新聞記者と財界人、生涯貫く記者魂』
 
転身の度に飛躍、持ち前の先見性や胆力で乗り切る


『もうひとつの二刀流』の表紙
(朝日新聞自分史事務局提供)


萩尾千里さんは1937年に愛知県で生まれます。8歳で終戦を迎え熊本へ移り住みます。高校の時は野球に没頭し、野球の強豪であった関西大学の商学部へ進学します。大学卒業後の1960年に日刊工業新聞社へ入社し、69年には朝日新聞社に中途採用されますが、この間の事情は後述します。その後、1987年に関西経済同友会の常任幹事・事務局長に就任し、さらに2006年から6年間、(株)大阪国際会議場の取締役社長を務めました。


著者の萩尾千里さんの近影

以下、『もうひとつの二刀流』の項は
朝日新聞自分史事務局提供


萩尾さんとは半世紀前の1968年に日刊工業新聞社に入社して出会い、私も70年に朝日新聞社に入り、再び同じ新聞社に籍を置いたのでした。転身の度に飛躍を重ねた波乱万丈の萩尾さんの人生を、私は尊敬する先達として眺め、時折顔を合わせた際は、近況をお伺いしていました。その萩尾さんから年初め連絡があり、久々に懇談した際、近く自分史を出版することを聞かされたのでした。


萩尾千里さん(後列左)の熊本での家族写真
(1957年、前列中央が父、左が母)


その趣旨は、単に自分の人生を書きとどめるだけでなく、ロシアや中国の覇権主義や新型コロナウイルスのパンデミックなど混沌とした世界、さらにはネットの普及から若者の新聞・テレビ離れの現状を見かね、自らの体験を踏まえた提言の発信を思い立ったからです。内容は、「ジャーナリストとして」「財界人として」「多様な海外との絆」「肥後もっこすの末裔」「次代を見据えて」の5章で構成されています。

「ジャーナリストとして」の冒頭に書かれているのが、八幡製鉄と富士製鉄の合併をスクープした話です。日刊工業新聞大阪支社の神戸支局へ配属され鉄鋼を担当していた1968年当時、萩尾記者が富士製鉄の社長だった永野重雄氏から追い続けていた八幡製鉄との提携について直接聞き出したのです。


八幡と富士製鉄合併を報じるスクープ紙面
(1969年、日刊工業新聞)


ところが日頃の付き合いから毎日新聞記者にも情報を漏らし、両社のスクープとして報じられたのです。もちろん両社は東京にいる八幡製鉄の稲山嘉寛社長に確認を取り、翌朝の新聞に掲載します。しかし両社の締め切り時間の違いから、毎日が一面トップで大々的に扱ったのに対し、締め切りが早かった日刊工業は準トップで見劣りしてしまいました。

そうしたエピソードなども詳しく記されていますが、このスクープがきっかけとなり、朝日新聞からの誘いがあったのです。その頃、「記事で抜かれて人を抜く」と週刊誌に報じられたこともありましたが、人材の優れた朝日への転職は本人にとっては大きなプレッシャーでした。この辺の経緯は、私もよく覚えていて、羨望の的だったのですが、あらためて萩尾さんの心の葛藤も知ることが出来ました。


来阪の胡錦涛・中国国家主席を出迎える萩尾千里さん
(2008年、中之島ロイヤルホテル)


関経連会長人事や関西国際空港、けいはんな学術研究都市などの報道、関西財界訪中団取材など新聞記者として27年を経験した萩尾さんは、財界人として35年活動することになります。こちらも急な関西経済同友会事務局長への打診でしたが、朝日新聞の理解もあって、大阪編集局長から「同友会出向を命ず」といった送別会でのジョークもあり、円滑に転身できました。その時、49歳でした。

思いもかけない新天地でしたが、次々と難題が持ち上がります。関西空港や梅田北ヤードの再開発といったビッグプロジェクト実現の道筋や、日中正常化と交流促進などに取り組みます。とりわけ2000年に日本共産党の志位和夫書記局長との対談があります。赤旗記者からの声がかりで、当初は代表幹事にとの要請でしたが、行きがかり上、自身が引き受けてしまったのです。経済界が嫌がり、右翼が不穏な動きをみせ、公安警察からも連絡が入る騒ぎとなりました。その顛末にも紙数を割いています。

この対談は後日、共産党の機関紙『大阪民主新報』特集版に全文掲載されます。萩尾さんは共産党綱領も読み、「米帝国主義」とか「独占資本の横暴」といった古い言い回しなどを批判します。志位さんから「資本主義の枠内で民主的な改革を進めたい」との言葉もあり、日本の経済や未来をめぐって率直な対話となり、結果オーライでしのいだ顛末も回顧しています。


関西財界と日本共産党の対話を伝える共産党機関紙
『大阪民主新報』(2000年)


20年間務めた関西経済同友会の仕事に区切りをつけた萩尾さんに、またしても転身の話が舞い込んできます。大阪財界と府が折半出資した大阪国際会議場社長の要職です。初めての実業の世界への挑戦となり、企業経営に飛び込みます。赤字が予想された会社ですが、イベントの誘致など積極経営で乗り切り、約40億円の余剰金を残して勇退します。

「多様な海外との絆」では、朝日新聞編集委員時代に知己を得たハーバード大学のエズラ・ヴォーゲル教授(2020年死去)との協議で、アメリカで同友会と大学の定期シンポジウムを開設し、日米友好親善に貢献しています。


ハーバード大学とのシンポジウムで
エズラ・ヴォーゲル教授(左)と中央の萩尾千里さん
(2010年、ボストン)


最後の「次代を見据えて」の章では、取材する側とされる側の両方に身を置いた者として、今日の国際・国内社会に向け多くの提言をしています。ライフワークとして経済交流に尽力を傾けた中国について、近年の覇権主義を背信といった表現で舌鋒は鋭く批判しています。日本の安全保障についても、地政学的にみた抑止力の強化を提唱し、改憲へのありようにも迫っています。

利害が相反する立場にあって二刀流をこなしてこれたのは、記者として培ってきた先見性、洞察力、構想力、胆力などが、両極にあった立場を融合させるエネルギーになったと思われます。この本のタイトル「もうひとつの二刀流」は、時流に悪乗りした感もあり本意ではなかったようですが、何度も読んだ編集者の薦めに譲ったそうです。とはいえ前文に以下のような文章を綴っています。

(前略)あえて大谷選手を取り上げたのは、あの華麗さの裏に秘められた努力の積み重ねとしたたかさ、それを見せないしなやかな活躍ぶりが、国際化時代の日本人のありようを示唆しているともいえるからだ。クロスした空間の中で培ってきた我が自分史も、思えば努力の積み重ねとしたたかさの二刀流であったのではないか、と自問自答しつつ筆を運んだ。

 

若林公平さんの『泉大津濱八町だんじり祭(続)』

「ふたたび、百年後の祭好きに贈る」と郷里に貢献

若林さんは1949年に泉大津市で生まれ、高校まで大阪で過ごします。1972年に東京大学法学部卒業後、川崎製鉄株式会社(現JFKスチール)に入社。2007年から4年間、JFKスチール・JFKホールディングス副社長、その後2015年まで監査役を歴任しています。現在は千葉市に在住ですが、実家は泉大津市にあり。毎年秋のだんじり祭には、学生時代はもちろん、社会人になってからも、故郷に駆け付けています。


『泉大津濱八町だんじり祭(続)』の表紙

「だんじり」は、祭礼で曳き出される「だし」を指す西日本特有の呼称で、漢字では「楽車」「壇尻」「台尻」「段尻」「山車」「地車」などと表記されます。大阪府南部では「地車」が一般的です。「だんじり」 と言えば、岸和田のことを思い浮かべるでしょう。しかし大阪府下だけでなく、兵庫県、さらには中国や四国地方にも広がり、台数は約2000台におよぶそうです。


著者の若林公平さんの近影

江戸時代中期に始まった「だんじり」の歴史で、岸和田より泉大津の方が古いことを示す文献があります。本場の岸和田に近い泉大津にも20台あり、本のタイトルになっている大阪湾沿いに広がる旧市街の濱八町に8台があります。濱八町から少し離れたわが家にも、秋になれば太鼓や鉦、笛の囃子の響きが聞こえてきます。


泉大津の「だんじり祭」の記念写真の若林公平さん
(1999年頃、白ハッピの左端)


 疾駆するだんじりが四つ辻にさしかかり、急旋回し、直角に曲がる様子は迫力満点です。そして神社の前に止まっているだんじりに後方から別なだんじりがぶつかると、見物客の歓声は最高潮に達します。この「カチアイ」は岸和田にはありません。五穀豊穣の象徴として男女の性愛をおおらかに神事化した「カチアイ」神事が行われている、ただ一つの場所が濱八町です。


地車どうしの「カチアイ」直前の様子
(2013年10月)


若林さんにとって、太鼓の音に心浮き立ち、幼少期から夢中になって追いかけた「だんじり」の魅力は、大人になっても変わることがありませんでした。それどころか曳き手となり、やがて地車に乗って運行を指揮し、祭の運営に携わる役員となって、だんじり祭に接してこられたのです。

「だんじり愛」の若林さんは、「会社を辞めたら泉大津の祭に何らかの貢献をしたい」との思いを持ち続けていました。泉大津には江戸期のだんじりの起源を示すような書物は皆無でした。それが「百年後の祭好き贈りたい」と、本を書き遺そうとの思いにつながったといいます。


大津神社への「だんじり」の宮入風景
(2015年10月)


長い会社勤めを終えた2015年秋から歴史や民俗、地車の工芸など総合的な研究を始め、 1 年半かけて、文献や郷土誌などを調べ、古老や関係者からの聞き取り、写真の収集を続けました。東京からの取材活動のための帰省は15回以上数えたといいます。うれしいことに、 一面識もない方々にも取材に応じていただき、熱き思いを滔々と語られました。

こうして2017年4月、『泉大津濱八町だんじり祭』の出版にこぎつけました。それに満足せず、取材活動を濱八町から西日本各地の地車に広げ、2冊目の『だんじり そして地車』を2019年5月に出します。そこには、濱八町だけで行われている独自の「カチアイ」神事の由来なども記されています。


「だんじり」の顔である濱八町の地車鬼熊
(2021年)


そして今春には、3冊目となる『泉大津濱八町だんじり祭(続)』(A5判、320ページ)を著したのです。今回は、前2作で書き残したもの、濱八町それぞれのだんじりの故事来歴、地車の彫り物など意匠についても詳しく紹介しています。カラー写真や図版がふんだんに掲載され、表紙には、同市出身の壁画絵師として知られる木村英輝氏(1942-)の屏風(現在、泉大津市に寄贈)が使われています。

本の主な内容は、第1部「濱八町のだんじり祭」の概観、第2部「各町のだんじり祭」に加え、「岸和田藩士熊沢友雄日記に見る幕末・明治初期の岸和田祭」と「神戸生田神社絵巻の船形曳車に関連した一考察」も付記されています。

若林さんは、 濱八町の宮本町に属し、1冊目は、その歴史を紐解き、2冊目は関西のみならず中国や四国地方にも足を延ばし、その起源や発展を考察し、3冊目は宮本町を含め濱八町のそれぞれの歴史を詳細に記し、より深く考察したのです。


若林公平さんの属する宮本町の地車
(2016年の修復時)


2020年には原稿がほぼ仕上がり、新しい祭の写真を加えたいと思っていたところ新型コロナの影響で祭が中止になり、昨年も実施されませんでした。ただその間、新しい資料の発掘や提供もあり、付け加えられたそうです。若林さんは各地の取材に飛び回り、東証一部上場の大会社役員の名刺ではなく、何の肩書もない名刺を2度にわたり作って、300枚以上も使ったといいます。

5月のゴールデンウィーク、帰省していた若林さんと、祭礼で宮入する大津神社のすぐ前に買い求めたというセカンドハウスでお会いしました。「今年の秋は3年ぶりの祭が開催できるでしょう。祭はとにかく楽しい。あの高揚感といったら別格です。だから待ち焦がれます」と、屈託のない笑顔が返ってきました。

新刊の序に、「ふたたび、百年後の祭好きに贈る」と題して、「百年後に現れた祭好きが自らの祭の歴史を知りたくなった時、読み返し、これからの百年分の祭の歴史を付け加えてもらえれば、自らが生き、祭に参加し続けた者として、この上ない幸甚である」と記しています。

これまでの3冊はいずれも自費出版で、取材費用を除いても1冊約300万円にもなります。贈呈を前提とした出版でしたが、大阪を中心にだんじり団体や愛好者らからの注文で800冊も捌け、約200万は回収できたそうです。今回も一般販売はしていませんが、地元泉大津谷大雅堂書店(0725-32-7983)にて、4000円で販売していますのでお問い合わせください。



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

社長業を投げ捨て僧侶になった小島康誉さんは、新疆ウイグル自治区の遺跡の修復や調査支援を30年も続けている。

シベリアに抑留された体験を持つ加藤九祚さんは90歳を超えて、仏教遺跡の発掘ロマンを持続する。

玄奘の意志に導かれアフガン往還半世紀になる前田耕作さんは、悲劇のバーミヤンの再生に情熱を燃やす。
シルクロードの現代日本人列伝
―彼らはなぜ、文化財保護に懸けるのか?

世界文化遺産登録記念出版
発売日:2014年10月25日
定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ-ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

◆本の購入に関するお問い合わせ先
三五館(03-3226-0035) http://www.sangokan.com/
東方出版(06-6257-3921)http://www.tohoshuppan.co.jp/
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