兵庫特集パート3 三展三様の味わい

2021年10月9日号

白鳥正夫

コロナ禍、やっと緊急事態宣言が解除されました。季節は秋、足を運びたい格好の展覧会を紹介します。今回も3ヵ月続き兵庫特集パート3です。西宮市大谷記念美術館では「プロダクトデザイナー 喜多俊之展」を12月5日まで開いています。また神戸の、横尾忠則現代美術館では「横尾忠則の恐怖の館」が来年2月27日まで、BBプラザ美術館では「日本洋画コレションを核に 絵がつづる人間模様 特集展示―彫刻家のデッサン」が12月19日まで、それぞれ開かれています。三展三様の趣ですが味わい深く、コロナ禍の気分を一新してはいかがでしょう。


西宮市大谷記念美術館の「プロダクトデザイナー 喜多俊之展」

代表作が生まれた思想に迫る大規模個展

喜多俊之の名は、どこかで耳にしていたのは、SHARPの「AQUOS」や、象印の炊飯ジャー「RIZO」をデザインしていたからです。喜多は知る人ぞ知る国際的なプロダクトデザイナーです。日本とイタリアを拠点に活躍する喜多の関西初の大規模個展には、代表的な作品が鑑賞できるだけでなく、私たちの生活に関わるデザインの思想が盛り込まれています。

喜多俊之は1942年、大阪市に生まれます。幼少期よりモノづくりに興味を持ち、1964年に浪速短期大学工業デザイン科を卒業後、69年に訪伊。以後、ミラノと日本でデザイン制作活動を始めます。内外のメーカーの家電をはじめ、ロボット、家具、家庭日用品などヒット製品を手がけています。作品の多くがニューヨーク近代美術館や、パリのポンピドゥー・センターなど世界のミュージアムにパーマネント・コレクションされています。現在、大阪芸術大学 芸術学部 デザイン学科 教授、西宮市在住。

この間、2011年にイタリアの「黄金コンパス賞(国際功労賞)」や、17年にもイタリア共和国より「功労勲章コンメンダトーレ」を受勲。18年には、平成30年度「知財功労賞」において特許庁長官表彰で知財活用企業(意匠)を受賞しています。1987年にポンピドゥー・センターの創立10周年記念展《NOUVELLS TENDENCY》、91年に広島市現代美術館で「喜多俊之展」が開催されています。

今回の展覧会について、プレスリリースなどを参考に、開催趣旨や会場構成、主な展示作品を取り上げます。喜多は、人間の動きに寄り添うようにパーツを動かすことのできる椅子《WINK》(1980年)をイタリアで発売するや、一躍人気を博しました。2001年に発表の《AQUOS C-1》は、テレビの新しい形を提案すると同時に、新時代のライフスタイルにも影響を与えました。セキュリティや高齢者介護を用途とした人型ロボット《WAKAMARU》(2003年)も注目されました。こうした自由な感性に溢れる喜多のデザインに焦点をあてています。


《WINK》
〈1980年、カッシーナ)



《AQUOS C-1》
(2001年、シャープ)



《WAKAMARU》
(2003年、三菱重工業)


喜多は、時代を予見する新しいデザインを生み出す一方で、日本各地の伝統工芸・地場産業の活性化、およびクリエイティブ・プロデューサーとして多方面で活躍しています。例えば、美濃和紙を使った《TAKO》(1971年)は、和紙の強靭さとその特性をうまく使用した照明としてヨーロッパを中心に大ヒットし、和紙の素晴らしさを世界にアピールしました。展示はロビーから始まり、3つの展示室で構成されています。


《TAKO》
(1971年、スティレライフ)


まずロビーの「喜多俊之展へ、ようこそ!」では、代表作の1つである《SARUYAMA》(1989年)を展示。実際にこのソファーに普通に腰掛けてみると、座るだけではない動作を試してみたくなります。喜多はこの椅子をデザインするにあたり、「座る、寝転ぶという、人間にとって基本的な動作は、生活環境が変わっても不変ではないか」と考え、様々なシチュエーションに対応できる形態を生み出した、と言います。


《SARUYAMA》
(1989年、モローゾ)


《SARUYAMA》という名前も、猿たちが自由に野山を駆け回り、よじ登り、寝転び、寛ぐ、そのような行動にちなんで名付けられたそうです。喜多のデザインは、既成概念を飛び越える自由な発想を根底に、人の心と身体にとっての心地よさをも追求しています。

第一展示室は「日本の心、未来への提言」です。《二畳結界》(1986年)は、日本の伝統的な空間を通して、現在の私たちが抱える大量消費社会の限界を予兆するものであると同時に、未来への可能性を示唆する装置でもあります。


《二畳結界》
(1986年、大向高洲堂)


ポンピドゥー・センターの創立10周年記念展《TENDENCY》では、精神の空間として《二畳結界》と、無機物で構成された鉱物空間として《SPAZIO MINELARE》を発表しました。後者は最新のテクノロジーを駆使することで得られる未来の豊かな暮らしを想像させるものであり、新しい技術を積極的に取り入れることの重要性を暗示しています。

第二展示室は「喜多俊之のものづくり」。なぜ喜多のデザインは世界各地で多くの人々に支持されるのでしょうか。それはおそらく喜多自身が優れた生活者だからです。「もっと便利に、もっと素敵に、もっと楽しく暮らしたい」という欲求が、優れたデザインを生み出しています。当たり前を疑い、既存のデザに満足しない喜多の姿勢こそが、新しい価値を含むデザインを創造していくのでしょう。

また、喜多のデザインの根底には人への優しい眼差しが存在します。《LACENA》は、彼にパンチングした中子(なかご)を入れることで、パスタや野菜を簡単に茹で上げ、取り出すことが出来ます。これは調理する人の労力を減らすだけでなく、水資源の節約にもつながる思想です。《HANDLESTEP》には、高齢化社会の中で安全に脚立を使うための工夫が盛り込まれています。使う側の気持ちを汲み取った、ほんの少しの思いやりをデザインに反映することで、利用者が心地良く暮らすための製品が生まれのです。

第三展示室は「サスティナブル(持続可能)な社会へ向けて〜素材、伝統工芸の可能性」です。私たちの豊かな生活を支える資源には限りがあります。優れたデザインを享受できるのは、日本も含む全世界の10%程度の豊かな国の人々といわれています。しかし本来、デザインは誰もが利用出来るために存在しなければなりません。

持続可能な社会のために、喜多は日本の伝統工芸の可能性を追求し、1971年に和紙を使った照明器具《TAKO》、《KYO》》を発表。日本の伝統文化には持続可能な社会のための優れたヒントが多く内在しています。伝統技術を保存し、その技を現代のデザインに採り入れることも喜多のデザインの重要なテーマです。資源の有効活用や素材の可能性を追求する作品として、アルミによるリサイクルデザインの《REPRO》、を発表。また地域に自生する植物を素材とするデザインとして、日本の竹を使った《A KITA  COLLECTION》、タイの水草を活用した《HOTEI》を発表しました。これらは限りある素材を有効活用し、廃棄物を少なくするという観点において地球への負荷を減らす試みと言えます。喜多はこの展覧会に寄せて、次のようなメッセージを寄せています。

今、世間にあるものはだいたい昔から変わらない形。今、私が作っているのは今からの人間のためのもの。テクノロジーや新素材といった科学からできたもの。
古い 良いものと現代の科学、どちらも使って未来に残していかなければならない。

 

横尾忠則現代美術館の「横尾忠則の恐怖の館」

「怖いもの見たさ」を演出の展示室

横尾忠則と言えば、誰もが知る国際的な美術家です。東京都現代美術館で最大規模の個展「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」(〜10月17日)が開催されるなど、海外での発表も数多く行われています。そのホームグラウンドでもある会場では、恐怖をテーマにした展覧会です。これまでも「救急病院」や「在庫一掃」「学芸員危機一髪」など奇想天外なタイトルの企画展を実施しています。今回は多彩な横尾作品から通じて、「芸術」と「恐怖」との関係性について考察する約80点を展示しています。

横尾忠則は1936年、兵庫県西脇市生まれです。高校卒業後、神戸でデザイナーとしての活動を始め、1960年に上京、グラフィック・デザイナー、イラストレーターとして脚光を浴びます。その後、80年にニューヨーク近代美術館で大規模なピカソ展を見たことを契機に、画家としての本格的な活動を開始。様々な手法と様式を駆使して森羅万象に及ぶ多様なテーマを描いた絵画作品を生み出し、国際的にも高く評価されています。2000年代以降、国内の国公立美術館での個展のほか、パリのカルティエ現代美術財団(2006年)をはじめ海外展でも注目されています。

今回の企画展は、私たちが常日頃抱く感情の「怖いもの見たさ」にスポットを当てています。人々は未知のものに対してしばしば恐怖を抱くのは好奇心と表裏一体であり、怖いけど見たい、といったアンビバレントな感情を誘発するからです。会場の美術館を「お化け屋敷」に見立て、怪異的な作品を並べ、照明を暗くし、不気味な効果音を流し怖い雰囲気を醸しています。


「恐怖の館展」のポスター
(デザイン:横尾忠則)


横尾は一貫して、目に見えないものや科学で説明できないものに関心を寄せてきました。それには、郷里の西脇での幼少期の体験が深く関わっています。都会ではありえない深い闇や、神秘的な体験の数々は、その後の横尾作品に、「死」や「恐怖」の要素が反映することになります。この展覧会ではそれらを「乱歩迷宮」「葬列」「阿野よとこの世」「闇について」の4章で掘り下げます。

冒頭の「乱歩迷宮」は、異界に通じるタイムトンネルです。横尾が1968年頃に手がけた講談社版『江戸川乱歩全集』の挿絵が登場します。前近代的な闇や猟奇性を漂わせた乱歩文学の世界を、シャープな線描と鮮やかな色遣いで表現した力作ですが、それらをウォークスルーのお化け屋敷をイメージしたインスタレーションに仕立てています。《白昼夢 『江戸川乱歩全集』挿画》(1969年頃)などが展示されています。


《白昼夢『江戸川乱歩全集』挿画》
(1969年頃)


続く「葬列」では、横尾が描くポートレートは、物故者・尊名者に関わらず、すべて「遺影」との仮説を念頭に構成されています。ここでは《葬列》(1969-85年)などが展示されています。

「あの世とこの世」には、《交叉の泉(部分)》(2002年)が出品されています。横尾が敬愛するフェデリコ・フェリーニ監督の映画「アントニオ博士の誘惑」をモチーフにした、この世の存在ではない、謎の美女に誘惑された禁欲主義者の博士が、最終的にその魅力に屈し、自身も発狂するというストーリーです。生と死を象徴的にイメージしています。横尾にとって死後の世界を想像するよりも、むしろあの世からこの世を観るとの意識です。


《交叉の泉》部分
(2002年)


ラストの「闇について」では、《黒いY字路1》(2010年)や《霊骨》(2000年)など闇をテーマにした作品が展示されています。ここでは展示空間を廃墟のように演出しています。会場に散乱する備品類は横尾忠則現代美術館の前身である兵庫県立近代美術館時代のものが使われているそうです。兵庫近美は阪神・淡路大震災で被災しましたが、現在はHAT神戸に移転、兵庫県立美術館として復興しており、「再生」を予感させる逆説的メッセージかもしれません。

横尾は「恐怖は誰の中にも棲みついています。そんな恐怖を描くことで恐怖を吐き出しています。ここに展示されている作品は全て浄化されています。ご心配なく、心ゆくまで恐怖を堪能して、ゆっくり味わって下さい」との言葉を寄せています。


散乱する備品類で廃墟のように演出した展示室



BBプラザ美術館の「日本洋画コレションを核に 絵がつづる人間模様 特集展示―彫刻家のデッサン」

時代を映す57作家の約100点を展示

前記2展と異なり、こちらはコレクション展です。時代も幕末から現代の57作家の約100点が展示されています。テーマの中心は日本洋画で、安井曾太郎や佐伯祐三といった画家たちがパリで学び、帰国しての変遷や、表現を探究した軌跡など、描かれた絵画作品を通して、その人間模様を追っています。チラシの表面を飾っているのが佐伯祐三の《オワーズ河周辺風景》(1924年)は、渡仏した年の作品です。


佐伯祐三《オワーズ河周辺風景》
(1924年)


私たちがそれとなく鑑賞している日本洋画の始まりは、そもそも渡来の美術でした。幕末から明治にかけて、多くの画家が「和魂洋才」を掲げ、日本の洋画として確立しようと歩んできた苦難の歴史でもあったといえます。画家たちは、さまざまな思想や方法で日本の洋画を構築したのでした。

今回展示のコレクションには、日本近代洋画のアカデミズムの支柱であった藤島武二の《裸婦》(制作年不詳)や、たっぷりとした描線に装飾性を加味した安井曾太郎の大正期の代表作《黒き髪の女》、チューブから捻り出した油絵の具による鮮烈な筆致で描いた林武の《雲富士》、卓越した描写力と気品ある人物画を描いた神戸ゆかりの小磯良平の《婦人像》、豊潤な色彩と確かな造形力の田村孝之介の《姉妹》、そして三岸節子の強烈な感情表現が漲っている重厚な絵肌を持つ《花》などが含まれています。


藤島武二《裸婦》
(制作年不詳)


出品作家の鈴木誠、三田康、中西利雄、猪熊弦一郎、小磯良平、脇田和らは、1936年に創立した新制作派協会(現・新制作協会)の創立メンバーです。1930年代は戦争の気配が迫り始め、政治的な影響を背景とした閉塞感が画壇に立ち込めていました。そしてこれに賛同し援助を行ったのが、彼らの師でもある藤島武二です。藤島は洋画壇の重鎮でありながら、若き彼らの行動を理解し、1943年に他界するまで新制作派協会展への賛助出品を続けました。

また神戸の美術の発展に力を尽くした小磯良平や金山平三をはじめ網谷義郎、西村功、中西勝、鴨居玲、松本宏らの作品もあります。これらの作品から、中央の美術界と伍して、新しい時代の到来を告げるような気概が感じられます。金山平三の《コンカルノー》(1912年)は、フランスの港を描いた作品です。


金山平三《コンカルノー》
(1912年)


さらに特集展示として「彫刻家のデッサン」と題し、鳥を主題に個性的なデッサンを制作した柳原義達の《道標・鳩》(制作年不詳)をはじめ、テラコッタ作品で知られる木内克、清楚で品のある肖像彫刻を残した舟越保武、自然美を石という素材をして造形化している田中昇らのデッサンを展示しています。


柳原義達《道標・鳩》
(制作年不詳)





しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

社長業を投げ捨て僧侶になった小島康誉さんは、新疆ウイグル自治区の遺跡の修復や調査支援を30年も続けている。

シベリアに抑留された体験を持つ加藤九祚さんは90歳を超えて、仏教遺跡の発掘ロマンを持続する。

玄奘の意志に導かれアフガン往還半世紀になる前田耕作さんは、悲劇のバーミヤンの再生に情熱を燃やす。
シルクロードの現代日本人列伝
―彼らはなぜ、文化財保護に懸けるのか?

世界文化遺産登録記念出版
発売日:2014年10月25日
定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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三五館(03−3226−0035) http://www.sangokan.com/
東方出版(06−6257−3921)http://www.tohoshuppan.co.jp/
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