兵庫特集 建築・デザイン、地図、刀剣…多様な企画展

2021年8月5日号

白鳥正夫

新型コロナ禍は依然収まりませんが、一時閉館に追い込まれていたに美術館は解禁されました。全国美術館会議は「美術の楽しみを提供するという美術館の社会的役割は、人々の生活を守るうえで大切なものと心得なければなりません」との異例の文書を作成していました。コロナ禍が続く時期とはいえ、兵庫県の美術・博物館では、建築・デザインや地図、刀剣に焦点をあてた企画展を取り上げています。兵庫県立美術館は「アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話」を、神戸市立博物館は伊能図上呈200年記念特別展「伊能忠敬」を、いずれも8月29日まで開催中です。また姫路市立美術館でも特別展「日本の心象 刀剣、風韻、そして海景」が9月5日まで開かれています。絵画展が比較的多い中で、ひと味違った趣向の企画展で、コロナ禍忘れ、じっくり鑑賞できる好企画です。


兵庫県立美術館の「アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話」

補完しあった夫妻の業績を出会いから辿る

少し長いタイトルの展覧会名ですが、鑑賞すればその趣旨と内容を反映していることが分かります。アイノとアルヴァは夫妻であり、何より25年間にわたりデザインパートナーとして対等な関係にあったからです。夫のアルヴァ・アアルト(1898-1976)と言えば、モダニズムの建築家として世界的に活躍し、生誕120年記念の回顧展が国際的に巡回し、2018から19年に国内4ヵ所でも開催されています。ところがアルヴァの業績とされている多くの作品には、アイノ・アアルト(1894-1949)の思想や影響が多分に生かされていたことが明らかになっています。今回の展覧会では、互いに影響しあい、補完しあいながら制作を行ったアアルト夫妻の業績を、二人の出会いからモダニズムの潮流を受けて機能主義へと至り、さらに国際舞台での活躍に至る過程を約220点もの作品や資料で辿っています。


アイノ・アアルトとアルヴァ・アアルト
(1939年、ニューヨーク万国博覧会・フィンランド館にて)
Aalto Family Collection



アイノ・マルシオが、まだ無名の建築家・アルヴァ・アアルトの事務所を訪ねたのは1924年のことでした。アイノはそこで働きはじめ、二人は半年後に結婚します。アイノがパートナーになったことで、アルヴァに「日常の暮らしを大切にする」という視点が生まれ、使いやすさや心地よさを重視した空間には、優しさと柔らかさが生まれます。

やがて国際的潮流となった合理主義的なモダニズム建築の流れのなかでも、ヒューマニズムと自然主義の共存が特徴として語られるアアルト建築は、独自の立ち位置を築きました。

実用性や機能性を重視するモダニズムの理論は、二人のヴィジョンとも重なるものでしたが、夫妻は自国フィンランドの環境における特性をふまえ、自然から感受した要素をモティーフとしたデザインを通じ、その答えを探求していきます。アイノは54歳という若さで他界しますが、二人が協働した25年間は、かけがえのない創造の時間となったのです。

筆者は2019年2月、回顧展の「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」を東京ステーションギャラリーで鑑賞していて、アルヴァのデザインしたアームチェアやリクライニング・チェア、積層合板による椅子、サイドテーブルなどの作品は、「人々の暮らしをより豊かにしたい」というヒューマニズムの考えに基づき、温かみのある木材などを用いた「自然」の存在を感じさせるものでした。

本展は、これまで注目される機会の少なかったアイノの仕事にも着目することで、アアルト建築とデザインの本質と魅力を見つめ直し、新たな価値と創造性を見出そうとする趣旨です。アアルト・ファミリーコレクションとアルヴァ・アアルト財団の全面的な協力を受け、貴重なデッサンや図面のみならず、公私ともにパートナーであった二人の軌跡を記録する写真なども展示しています。

展示は7章とエピローグで構成されています。<1920年代 協働のはじまり―モダニズムとの出会い>として、1章の「イタリアから持ち帰ったもの」と2章の「モダン・ライフ」があります。新婚旅行のために北イタリアを訪れ、バロックやルネサンス様式の建築を見て刺激を受けます。1927年にアルヴァの事務所が大規模建築プロジェクト、南西フィンランド農業協同組合ビルの設計競技に優勝したのを機に、新しい革新的な技術や洗練されたモダンな生活スタイルなどモダニズムへと変貌をとげていきました。

3章から6章は、<1930年代 飛躍−フィンランドから世界へ>です。3章の「木材曲げ加工の技術革新」では、熟練した家具職人との出会いによって、木材曲げ加工の技術を発展させ、国産で安価なバーチ材を使用した《41 アームチェア パイミオ》(1932年)のような作品を誕生させます。


アルヴァ・アアルト
《41 アームチェア パイミオ》(1932年)   
design: Alvar Aalto Foundation、Photo:Tiina Ekosaari



4章は「機能主義の躍進」です。規格化された部材や軽量間仕切り壁によって部屋の数を増減することができるフィンランド初の機能主義集合住宅を設計。この頃の代表的な作品として、《パイミオのサナトリウム》や《ヴィープリの図書館》があります。


アルヴァ・アアルト
《ヴィープリの図書館 講堂》
Alvar Aalto Foundation



5章は「アルテック物語」で、1935年にインテリアデザインを手掛ける会社アルテックがヘルシンキに設立。アイノが初代アートディレクターを務め、当時最先端の技術を使ったアアルト家具に加えて上質な輸入品を販売します。

6章は「モダンホーム」。住宅問題に関心を持っていたアルヴァは、社会をより良くする手段としてのモダニズムの形に注力します。パイミオのサナトリウムやコトゥカの製紙工場の社宅など、労働者のための機能的な集合住宅などを提案しました。

<1930年代後半〜1940年代 国際舞台での功績 引き継がれる二人のヴィジョン>の7章は「国際舞台でのアアルト夫妻」です。ミラノ・トリエンナーレ(1933年)に続いて、パリ万国博覧会(1937年)への参加、ニューヨーク近代美術館での個展の開催(1938年)、そしてニューヨーク万国博覧会におけるフィンランド館のデザイン(1939年)など、アイノとアルヴァの活動は躍進します。アイノ・アアルトの《ボルゲブリック・シリーズ》(1932年)や、会場では、《ニューヨーク万国博覧会・フィンランド館》の模型や映像や、などが展示されています。


アイノ・アアルト
《ボルゲブリック・シリーズ》(1932年)
Design:Alvar Aalto Foundation




《ニューヨーク万国博覧会・フィンランド館》の模型


エピローグは「分かち合ったヴィジョン」。アルヴァは、マサチューセッツ工科大学に教師として招かれ、また同大学の学生寮ベイカーハウスの設計も依頼されました。これはアイノとアルヴァが手掛けた最後のプロジェクトの一つになりました。

フィンランドをはじめとした北欧デザインの家具は注目されてきました。今回、アアルト夫妻の交差し響きあった仕事に光を当てた展覧会によって、つねにヒューマニズムの立場から人間と自然と建築・デザインの関係性や本質を見つめることが出来るでしょう。

 

神戸市立博物館の伊能図上呈200年記念特別展「伊能忠敬」

初の実測日本地図を完成させた足跡追う

伊能忠敬の名前や功績は、小学校の教科書にも掲載され知れ渡っていますが、江戸時代に初の実測日本地図を完成させた偉業の詳細は知られていません。今回の展覧会は、忠敬らが全国を旅して作り上げた精密な日本図を幕府に上呈して200年を記念しての企画です。忠敬らによって作製された地図やその写しを展示し、その足跡を振り返るとともに、彩色や料紙の材料などを分析した最新の科学研究調査の成果も紹介しています。


国宝《伊能忠敬像》
(文政4年・1821年頃、伊能忠敬記念館蔵)



伊能忠敬〈1745- 1818年〉は、上総国小関村(現千葉県九十九里町)生まれ。下総の佐原(現千葉県香取市)の酒造家に入婿し事業家として成功します。その後49歳で隠居し、翌年江戸に出て、天文・暦学を学び始めたのです。この修業がきっかけとなり、地図作りを始めました。

忠敬と弟子らによる列島の測量事業は、あしかけ17年の歳月を要しました。その成果は文政4年(1821年)、孫の忠誨(ただのり)によって、「大日本沿海輿地(よち)全図」として幕府に上呈され、江戸城で披露されました。大図(1/36000)30軸、中図(1/216000)2軸、小図(1/432000)1軸からなり、各地の測量を記録した『輿地実測録』が付されていました。

しかし「大日本沿海輿地全図」は明治6年(1873年)の皇居火災によって灰燼に帰します。また東京帝国大学に保管されていた同図の控えも、大正12年(1923年)の関東大震災で焼失したとされています。ただ大名家に献上された絵図は各地に遺されています。同展にはこれらの優品や忠敬らが残した記録、製図道具など約70点が出品されています。空前の事業を成し遂げた忠敬の足跡を追うとともに、彩色や料紙の材料など最新の科学的分析成果も紹介しています

主な展示品(いずれも通期展示)には、国宝《伊能忠敬像》(文政4年・1821年頃、伊能忠敬記念館蔵)はじめ、国宝《寛政十二年測量自江戸至蝦夷西別小図》(寛政12年・1800年頃、伊能忠敬記念館蔵)、《大日本沿海図稿 東海五畿 壱》(文化8年・1811年頃、 徳島大学附属図書館蔵)、《実測地図(小佐々・鹿町・田平・平戸)》(文政4年・1821年、 松浦史料博物館蔵)、《大日本国全図》(明治14年・1881年、神戸市立博物館蔵)などがあります。


《大日本沿海図稿 東海五畿 壱》
(文化8年・1811年頃、徳島大学附属図書館蔵)




《実測地図(小佐々・鹿町・田平・平戸)》
(文政4年・1821年、松浦史料博物館蔵)




《大日本国全図》
(明治14年・1881年、神戸市立博物館蔵)


伊能忠敬は、まさに五十の手習いで天文学などを学び、シニア世代の17年をかけて日本全土を実地測量し、初めての実測による日本地図の作製という壮挙を成し遂げたのでした。会場の伊能図や日記を鑑賞しながら、その崇高な生き方に思いを馳せました。


伊能図などが並ぶ展示風景


姫路市立美術館の特別展「日本の心象 刀剣、風韻、そして海景」

国内の名刀計49口が集結、庭園も活用

日本の美意識を象徴する刀剣の“刃文”の美しさに着目した企画展です。刀身の地と刃の境に表出する白い波のような模様を指す“刃文”の美を手掛かりに、日本の風土が培ってきた豊かな心象風景を様々な視点から紐解こうという趣旨です。展示室だけでなく庭園も活用しています。同館が文部科学大臣および国土交通大臣による、観光・経済の活性化と好循環を生み出すことを目指す「文化観光拠点計画」の認定を受けたことを記念する特別展でもあります。

展示は3章構成です。第1章の「刀剣の光陰」では、国内の名刀29口をはじめ、同館所蔵・寄託の姫路ゆかりの刀剣20口も含め合計49口(展示替え含む)の刀剣が展示されます。重要文化財の《太刀 銘 近包》( 鎌倉時代前期 13世紀)や、同じく重文の《太刀 銘 備前国長船住左近将監長光造/正応二年十月日》(鎌倉時代後期 正応2年・1289年、いずれも一般財団法人林原美術館蔵)などの名品がずらり並んでいます。


重要文化財《太刀 銘 近包》
(鎌倉時代前期 13世紀、一般財団法人林原美術館蔵)




重要文化財
《太刀 銘 備前国長船住左近将監長光造/正応二年十月日》
(鎌倉時代後期 正応2年・1289年、
一般財団法人林原美術館蔵)



各時代の特徴を示しながら、「直刃(すぐは)」「のたれ」「小乱れ」といった刃文の典型や、1つ1つの刃文に見て取れる美意識の形を紹介。平安時代から現代まで続く刀剣の歴史を展観する同館始まって以来最大規模の刀剣展示です。

第2章の「風韻、そして海景」では、現代の刀匠・明珍宗裕と鍛冶師・明珍宗敬の明珍兄弟による音(玉鋼火箸)と光彩(刀剣)のインスタレーションをプロローグとして、現代美術作家・杉本博司の写真作品「海景」シリーズの《日本海、隠岐》(1987年)などを展示。人間存在についての思考を写真で表現する作家として知られる杉本は、刀剣も蒐集していて、そのコレクション4件も出品しています。


杉本博司《日本海、隠岐》(1987 年)
©Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi



さらに第3章は、庭園を使った「たまはがねの響き」です。 《星雲光響 2021》は、日本刀に使用される特別な鋼である玉鋼(たまはがね)に着目。明珍宗敬が手がけた「玉鋼製火箸群」による独特な音色と響きを素材に、菅野由弘が作曲したコラボレーションが楽しめます。

世界遺産・国宝「姫路城」を背景に建つ国登録有形文化財「姫路市立美術館」と13点の彫刻のある庭園を一望に収める唯一無二の景観をステージに展開する《星雲光響 2021》は、まさに体験型音響インスタレーションです。日が暮れるとライトアップされ、姫路城が浮かび上がり、「音と光のショー」がより効果的です。


庭園アートプロジェクト
「たまはがねの響き 音と光のインスタレーション」
(2020年度実施風景)
作曲:菅野由弘「星雲光響 2021」、
玉鋼製明珍火箸群:明珍宗敬、
光インスタレーション 2021制作:佐野誠






しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

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―彼らはなぜ、文化財保護に懸けるのか?

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定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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