日本古来の祈りとくらしがテーマ

2020年9月1日号

白鳥正夫

日本古来の祈りとくらしをテーマにした展覧会が、お盆をはさみ京都で催されています。本来なら観光客や帰省の人で混み合うところ、新型コロナ禍とあって、ゆっくり鑑賞できます。西国三十三所 草創1300年記念 特別展「聖地をたずねて―西国三十三所の信仰と至宝―」は、京都国立博物館で9月13日まで開かれています。京都国立近代美術館では、「京(みやこ)のくらし――二十四節気を愉しむ」が9月22日まで開催中です。残暑の続く夏、涼しい美術・博物館で、私たちが培ってきた足元の日常を見つめてみてはいかがでしょうか。

京都国立博物館の西国三十三所 草創1300年記念 特別展「聖地をたずねて―西国三十三所の信仰と至宝―」
 国宝・重文・秘仏…、七観音も勢ぞろい

西国三十三所は、1300年の歴史を持つ日本最古の巡礼路です。養老2年(718年)、大和国長谷寺の開基・徳道(とくどう)上人が、閻魔(えんま)大王から「生前の悪行により地獄へ送られる者が多い。人々が観音霊場へ参ることで功徳を得られるよう、観音菩薩の慈悲の心を説くように」とのお告げを受け、起請文と33の宝印を授かったことに始まるといいます。徳道上人が極楽往生の通行証となる宝印を納めた場所が、現世利益(げんせりやく)を求める観音霊場信仰となり、33の札所を巡る巡礼路となりました。和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、岐阜と近畿圏を包括するように伸び、総距離は約1000キロメートルに及びます。

草創から1300年を記念しての展覧会は、日本の古都であり、文化の中心地である三分の一の霊場が集中していることなどから、ゆかりの深い京都で今春に予定されていました。コロナ禍で延期された本展には、33の札所が有する国宝、重要文化財など貴重な宝物が多数展示されるのをはじめ、寺外への出陳が初めてとなる秘仏も公開。さらに七観音が勢ぞろいしています。すでに後期展示(8月16日〜)に入っていますが、前期も含めれば約170件の展示となります。

展示構成は7章に分かれています。プレスリリースなどを参考に、章の概要と主な展示品を取り上げます。まず第1章は「説かれる観音」。『妙法蓮華経(法華経)』の普門品には、観音は33通りに姿を変え、諸々の悩みや苦しみから人々を救うと説かれています。古来より多くの人々の信仰を集めた観音には、より所となる経典が存在します。観音信仰を示す遺品をはじめ、観音について説く多様な経典などが並んでいます。
 
重要文化財の《菩薩半跏像》(奈良時代 8世紀、奈良・岡寺[龍蓋寺])は、片脚を一方の脚の上に組む半跏、片手を頬に当ててものを思う思惟の姿から、半跏思惟像ともよばれます。如意輪観音の化身とされる聖徳太子への信仰と結びつき、このような姿は、わが国では如意輪観音とも考えられました。


重要文化財《菩薩半跏像》
(奈良時代 8世紀、奈良・岡寺[龍蓋寺])



地獄からの救済は、観音信仰として広まりました。第2章の「地獄のすがた」では、六道思想に基づいて制作された「六道絵」や「餓鬼草紙」といった展示品を通じ、先人がイメージした地獄の様子が示されています。


国宝《六道絵》のうち「閻魔王庁図」
(鎌倉時代 13世紀、滋賀・聖衆来迎寺)



国宝の《六道絵》(鎌倉時代 13世紀、滋賀・聖衆来迎寺)は、15幅中2幅ずつ計4幅が前期と後期に分けて展示。また国宝の《餓鬼草紙》(平安〜鎌倉時代 12世紀、京都国立博物館)は、執着を捨てられなかった者が死後に身を堕とす、餓鬼の世界を描く。水を飲むこともできず苦しむ餓鬼のリアルな表現は、当時の人々が救いのない苦しみを切実に感じていた証しでもあります。平安末期の末法思想に裏づけられた一品です。


国宝《餓鬼草紙》部分
(平安〜鎌倉時代 12世紀、京都国立博物館)



第3章は「聖地のはじまり」。西国三十三所の成立には、謎に包まれた部分が多いが、大きな役割を果たしたと伝えられる人物として、徳道上人のほか、花山法皇や圓教寺の性空上人らがあげられます。西国巡礼の祖とされる《徳道上人像》(江戸時代 万延元年 1860年、奈良・法起院)や、粉河寺の創立や本尊である千手観音像の霊験を描いた国宝の《粉河寺縁起絵巻》(平安時代 12世紀、和歌山・粉河寺)が前期のみ出品されていました。《那智山経塚出土仏教遺品》(平安時代 12世紀、歌山・青岸渡寺ならびに東京国立博物館)は見ごたえがあります。このうち第1番札所の青岸渡寺分は重要文化財です。


《徳道上人像》部分
(江戸時代 万延元年 1860年、奈良・法起院)



続く第4章は「聖地へのいざない」へ。修行僧や修験者たちを中心に行われてきた西国三十三所巡礼は、修行僧らに伴われ、武士や一般庶民にも広がりました。荒廃した堂舎を再建するうえで大きな力に。新たなる巡礼者をいざなうにあたり、各寺院の歴史や功徳をわかりやすく説明した参詣曼荼羅や勧進状などは、重要な役割を果たしました。ここでは重要文化財の《三十三所観音曼荼羅図》(鎌倉時代 14世紀、岐阜・華厳寺)や、《施福寺参詣曼荼羅図》(桃山時代 16〜17世紀、大阪・施福寺[槇尾寺])などが出品されています。

第5章は「祈りと信仰のかたち」。西国三十三所の札所寺院は、聖観音・十一面観音・千手観音・馬頭観音・如意輪観音・准胝(じゅんてい)観音・不空羂索(けんじゃく)観音のいずれかが本尊となっています。これら7種の観音が、六道思想の展開により生まれた六観音と一致するのは、観音霊場としての成立と関係するともいわれます。多様な観音のすがたを絵画と彫刻を中心に辿っています。

重要文化財の《千手観音立像》(平安時代 10世紀、京都・醍醐寺)は本来、上醍醐の観音堂本尊であった、と考えられています。観音堂は、天徳年間(957〜61年)に建てられたと伝えられ、重量感にあふれながらも、起伏の少ない穏やかな作風は時代を映しています。《如意輪観音坐像》(時代不詳、京都・頂法寺[六角堂])は、建礼門院徳子(平徳子)が、治承2年(1178年)6月27日に安産祈願のため寄進したとの伝承を持つ秘仏で、寺外へ初めてのお出ましです。


重要文化財《千手観音立像》
(平安時代 10世紀、京都・醍醐寺)



秘仏《如意輪観音坐像》
(時代不詳、京都・頂法寺[六角堂])

 
このほか重要文化財の《十一面観音立像》(平安時代 10〜11世紀、和歌山・金剛宝寺護国院(紀三井寺)や、《不空羂索観音坐像》(鎌倉時代 13世紀、京都国立博物館、《馬頭観音坐像》(江戸時代 17世紀、京都・松尾寺)、《聖観音菩薩立像》(平安時代 12世紀、滋賀・宝厳寺)など、様々な観音像を見ることが出来ます。
 
第6章の「巡礼の足あと」では、巡礼が行楽としての旅など活況を呈します。それぞれの目的は違えど、本尊の観音に手を合わせて祈ることに変わりはなく、巡礼の盛況とともに刊行された書物、または訪れた人々が実際に身につけたり、奉納した遺品なども紹介しています。《西国三十三所巡礼札》(室町時代 16世紀、滋賀・石山寺)は、巡礼者が参詣のおり、その証として納めた札。こうした札を納めた人々の中には、武士や一般庶民も多く含まれています。


《西国三十三所巡礼札》
(室町時代 16世紀、滋賀・石山寺)



最後の第7章は「受け継がれる至宝」。観音霊場としての西国三十三所は、平安時代の12世紀前半には成立していたと考えられています。しかし、歴史や宗派が一様でない各寺院には、固有の寺宝が数多く伝えられてきました。先人たちの努力により、受け継がれてきた至宝の数々が出品されています。

国宝の《法華一品経 観世音菩薩普門品》(長谷寺経のうち)(鎌倉時代 13世紀、奈良・長谷寺)は、『法華経』二十八品をそれぞれ一巻として、金銀箔や砂子などで飾った料紙に書写する一品経。鎌倉時代前期を代表する装飾経で、長谷寺に伝わっていることから「長谷寺経」と呼ばれる逸品です。重要文化財の《大刀 無銘》(平安時代 9世紀、兵庫・播州清水寺)など、多種多様な展示品が一堂に並んでいます。

「1300年つづく日本の終活の旅〜西国三十三所観音巡礼〜」が昨年、文化庁の令和元年度の「日本遺産」に認定されました。愛媛県出身の筆者は、四国八十八ケ所の方に関心がありましたが、弘法大師・空海ゆかりの霊場めぐりより、山深い場所にあり、宗派も異なる多様な巡礼路であることを認識しました。三十三所の内、これまでに散発的にほぼ半数の十七所を訪ねていました。コロナ禍が終息すれば残りの十六所を巡りたいものです。

京都国立近代美術館所蔵作品にみる「京(みやこ)のくらし――二十四節気を愉しむ」
 多様な作品、会場一巡で四季を体感

日本には四季があり、昔から四季の移り変わりを感じながら日々を過ごし、四季とともに農耕を営み、お祭りや歳時などを行なってきました。とりわけ平安の都のあった京都には、多くの歴史的な行事が営まれ、芸術に携わる多くの人々が活動し、くらしを彩る芸術にも、巧みに四季の変化や自然風土を取り入れました。

二十四節気は現在では耳慣れない言葉ですが、四季の移ろいの目安として、「立春」から一年を24に分ける二十四節気という季節の区分が用いられました。今回の展覧会は、この二十四節気に沿って、京都のくらしに息づく自然現象や草花、生物、祭や行事などを、京都国立近代美術館のコレクションと映像によって、多面的に紹介しようという趣旨です。

京都国立近代美術館は昭和42年に東京国立近代美術館より独立し、昭和61年に新館を竣工しました。それから34年、現在では約1万2700の作品・資料を所蔵しています。コレクションの特徴は、日本の近代美術史全体に配慮しながら、京都を中心に関西・西日本の美術に比重を置き、京都画壇の日本画、洋画などの絵画や彫刻にとどまらず工芸やデザインなど、くらしに密着した分野まで幅広いことです。こうした収集作品の中から、絵画をはじめ、染織、陶芸、金工から置物まで約260点を精選し、二十四節気に当てはめて陳列しています。

二十四節気は、太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道を黄道といい、黄道を24等分したものです。初春の「立春」から始まりますが、会場では、開催時期に合わせて、若葉が青々と爽やかに伸びる初夏からスタート。節気を彩るいくつかの作品を画像とともに取り上げます。

まず「立夏」には福田平八郎の《竹》(昭和17年)や、安藤緑山の《竹の子に梅 牙彫置物》(大正〜昭和初期)、京都三大祭りを描いた伊藤仁三郎の《葵祭り》(昭和35〜44年)などが展示され、季節感があふれています。草木が成長して茂る「小満」では、伊藤久三郎の《雨、或いは感傷》(昭和12年)の油彩が出ています。


福田平八郎《竹》
(昭和17年)
以下の作品は、すべて京都国立近代美術館所蔵



仲夏の「芒種」と「夏至」を経て、晩夏の「小暑」には華やかな色彩で描かれた北沢映月の《祇園会》(昭和11年)、「大暑」には超絶技巧で制作された高瀬好山の《兜虫》(大正〜昭和初期)が目を引きます。


北沢映月《祇園会》
(昭和11年)



初秋に移り、「立秋」に、安井曾太郎の《桃》(昭和25年)、「処暑」には、松田権六の《蒔絵箱「赤とんぼ」》(昭和44年)が風趣をそそります。仲秋の節気は「白露」と「秋分」。晩秋の「寒露」を過ぎると、「霜降」に安藤緑山の《柿 牙彫置物》(大正〜昭和初期)などの多彩な工芸作品も展示されています。


松田権六《蒔絵箱「赤とんぼ」》
(昭和44年)




安藤緑山《柿 牙彫置物》
(大正〜昭和初期)撮影:木村羊一


初冬に入ると、「立冬」に紅葉の色が際立つ京都画壇で活躍した都路華香の《白雲紅樹》(大正3年頃)、「小雪」に竹内栖鳳の《枯野の狐》(明治30年)が展示されている。仲冬の「大雪」に川辺の鷺を捉えた堂本印象の《冬朝》(昭和7年)、「冬至」に稲垣稔次郎の《型染壁賭「東寺の縁日 》(昭和27年頃)が京の風情を醸しています。晩冬を迎え、「小寒」に木村雨山の《友禅着物》(昭和40年代)や吉田源十郎の《南天棚》(昭和11年)に続き、「大寒」に荒川豊蔵の《黄瀬戸花入》(昭和42年)も出品されています。


稲垣稔次郎《型染壁賭「東寺の縁日 》
(昭和27年頃)



仲冬と晩冬の間に設けられた正月には、透明感のある板谷波山の《朝陽磁鶴首花瓶》(昭和13年)や、今尾景年の《老松孔雀図》(大正5年)、池田満寿夫の《二重富士》(平成8年)などの傑作が並んでいます。

季節は初春に戻り、「立春」に神阪松濤の《椿》(明治末期)、雪溶け水に春の足音を感じる「雨水」に友禅染の美しい森口華弘の《振袖「梅林」》(昭和39年)などが目に止まります。仲春には、冬ごもりの虫が穴から顔を出す「啓蟄」の後は「春分」。夜桜を描いた印藤真楯の《夜桜》(明治30年)と、屏風仕立ての村上華岳の《夜桜之図》が対照的です。展示は晩春の節気、「清明」と「刻雨」で終わります。


森口華弘《振袖「梅林」》
(昭和39年)



季節に合わせた会場を一巡すると、一年を通しての京のくらしと、美しい四季の移ろいを体感できます。そして何より自然や季節と芸術の豊かな関わりを堪能しえます。この展覧会は東京オリンピックに合わせて企画され、京都を訪れた外国人観光客に日本文化のすばらしさを伝えようとの趣旨でした。しかしコロナ禍など社会環境が激変する現代生活を改めて考え直し、自国の優れた文化芸術を見つめ直す展覧会になったといえます。



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

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第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
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発売日:2013年4月10日
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・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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