展覧会やっと始動、美術で潤いを

2020年6月10日号

白鳥正夫

新型コロナウイルスの感染拡大防止の緊急事態宣言が解除され、美術・博物館が次々と開館しました。この間、多くの展覧会が会期途中の閉幕や開催中止になったのは、真に残念というほかありません。美術に限らず音楽、スポーツを含め文化活動は、私たちの生活に潤いを与えていたことを痛切に感じました。まだまだ制約が伴っていますが、外出自粛の日々からやっと開放です。リニューアルオープンした京都市京セラ美術館はじめ、奈良国立博物館、京都府立堂本印象美術館、神戸の横尾忠則現代美術館で開催されている多様な展覧会を取り上げます。

京都市京セラ美術館のリニューアルオープン
 「京都の美術 250年の夢」や「杉本博司 瑠璃の浄土」展

京都市京セラ美術館は大規模改修を終え、3月のリニューアルオープンが延期になっていました。やっと待望の開館ですが、新型コロナウイルス感染症対策のため、事前予約制による入館制限を実施しています。6月18日までは京都府民限定で、それ以降はすべての方が予約できます。詳しくはホームページか、電話(075−771−4334)でお問い合わせください。

そもそも京都市美術館は、1928年に京都で行われた昭和天皇即位の礼を記念して計画が始まり、5年後の1933年に完成しました。本館は前田健二郎の設計で、洋風建築に和風の屋根をかぶせた、和洋折衷のいわゆる「帝冠様式」を代表する建築です。開館当所は「大礼記念京都美術館」という名称でしたが、第二次大戦後にGHQによって接収。1952年の解除に伴い、京都市美術館と名前を改めました。2018年からは大規模改修を行い、それに伴ってネーミングライツを導入し、2020年から通称が「京都市京セラ美術館」となったのです。


「帝冠様式」を継承した京都市京セラ美術館の正面
撮影:来田猛


大規模な改修工事は、館長に就任した建築家の青木淳氏と、西澤徹夫氏が共同で手がけました。歴史ある和洋折衷の建築デザインを継承しつつ、展示スペースが新装になったのをはじめ、京セラスクエア、中央ホール、光の広間、東山キューブテラスといった入場無料の新しいスペースが設けられています。テラスからは東山の眺望をゆったりと楽しめます。広々としたカフェやミュージアムショップも併設されました。

開幕記念展の『京都の美術 250年の夢』は、江戸時代から現代にいたる京都の美術を、代表的な日本画と洋画、彫刻、工芸などでたどる趣旨です。当初は4期構成のロングラン企画でしたが、新型コロナウイルス の影響で展示内容を変更しています。9月6日までは、序章の『最初の一歩:コレクションの原点』を再展示しています。こちらでは、開館3年目(1935年)の春に開催した「本館所蔵品陳列」の出品作47点(日本画22点、洋画10点、彫刻5点、工芸10点)を見ることができます。その後は、第1部〜第3部に出展予定だった作品を総集編として再構成し、展示予定です。


菊池契月
《散策》
(1934年、京都市美術館)


「コレクションルーム」では、年4回、季節ごとに展示を入れ替えます。春期展示では、日本画をはじめ洋画、版画・彫刻・工芸・書など多彩な作品100点が展示されています。菊池芳文の《春の夕・霜の朝》(1903年)や、浅井忠の《聖護院の庭》(1903年)、近藤悠三の《梅染付金彩壷》(1983年)、山鹿清華の《手織錦屏風立花》(1935年)、吉原英雄の《彼女は空に》(1968年)などが並んでいます。


工芸品なども並ぶコレクション展示

新館の「東山キューブ」では、『杉本博司 瑠璃の浄土』が10月4日までの会期です。コンセプト性の強い写真作品などで国際的に知られる現代美術作家の杉本は、かつて6つの大寺院が存在していた京都・岡崎の地に立つ美術館の再生にあたり、現代における人々の魂が向かう場所としての浄土の思いや、いま果たされるべき再生とは、といった問いから、『瑠璃の浄土』のタイトルのもと、仮想の寺院の荘厳を展覧会として構想しました。

杉本が京都の美術館で手がける初の大規模展で、新たに制作された三十三間堂・中尊の大判写真を含む「仏の海」や、世界初公開となる大判カラー作品「OPTICKS」シリーズといった写真作品の大規模な展示に挑んでいます。さらに「京都」「浄土」「瑠璃−硝子」にまつわる様々な作品や考古遺物に加え、屋外の日本庭園には《硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)》も設置され、写真を起点に宗教的、科学的、芸術的探求心が交差しつつ発展する杉本の創造活動の現在について改めて見直す試みです。


《仏の海 001》
Sea of Buddha 001, 1995
© Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi


 

奈良国立博物館の特別公開「文殊菩薩騎獅像・十一面観音菩薩立像(京都・大智寺所蔵)」
 《文殊菩薩騎獅像》の首部分にミニ仏像確認

 奈良国立博物館では6月2日から、なら仏像館および青銅器館、地下回廊が再開しました。(7月3日までは、10時30分から16時までの時間短縮)

なら仏像館の「珠玉の仏たち」は、飛鳥時代から鎌倉時代に至る仏像を中心として日本彫刻と、その源流ともいうべき中国・朝鮮半島の文化財を展示しています。現在は、大智寺(京都府木津川市)の本尊で重要文化財に指定されている《文殊菩薩騎獅像》(鎌倉時代)と、同じく重要文化財の《十一面観音菩薩立像》(平安時代)が特別公開されています。


《文殊菩薩騎獅像》
(鎌倉時代、京都・大智寺蔵)


大智寺は鎌倉時代に西大寺(奈良市)の僧・慈真(1231〜1316)を開基として創建されたと伝わる橋柱寺(きょうちゅうじ)を前身とします。昨年秋から始まった本堂の改修に際して、《文殊菩薩騎獅像》ならびに《十一面観音菩薩立像》が奈良国立博物館で保管されることになりました。調査研究の一環として《文殊菩薩騎獅像》のX線CTスキャン調査を実施したところ、像内に厨子入りの文殊菩薩像や巻子(かんす)状の品など、複数の納入品が確認されました。


文殊菩薩騎獅像の垂直断面
(X線CTスキャン画像)


本像は、全身に入念な彩色が施され、像底には板が貼られていて、像内をうかがうことはできませんが、今回の調査により納入品の詳細が明らかになりました。とくに注目されるのは、首?(くびほぞ)内に納められた極小の文殊菩薩像(像高約2.7センチ)や内刳り部の後方にある、紙を何重にも折りたたみ包紙でつつんだ長方形の品です。調査により包紙に書かれた文字の一部を読み取ることができ、『金剛般若経』の注釈書に記される真言であることが分かりました。


首ホゾ内の厨子
(X線CTスキャン画像)


「珠玉の仏たち」の展示では、国宝の《薬師如来立像》(平安時代、奈良・元興寺蔵)や、いずれも重要文化財の《阿弥陀如来立像(裸形)》(快慶作、鎌倉時代、兵庫・浄土寺蔵)、《阿?(あしゅく)如来坐像》(奈良時代、奈良・秋西大寺蔵)、《救脱菩薩立像》(奈良時代、奈良・秋篠寺蔵)などの仏像が鑑賞できます。


「珠玉の仏たち」の展示

 

京都府立堂本印象美術館のコレクション展「おしゃべりな絵画―感じてみよう!作品から聞こえる音・声・会話―」
 「耳を澄まして絵を見ると…何か聞こえてきますよ」

京都府立堂本印象美術館は、予定の展覧会を中止して、上記の企画展で再開しました。堂本印象は、約60年にわたる画業において、花鳥、人物、風景、神仏など幅広いテーマで、伝統的な日本画から抽象画に至るまで、多彩な絵画作品を描いています。同館の所蔵品の中から、印象と同時代の人々をはじめ、歴史上の人物から神、仏、仙人まで、「作品に描かれた多彩な登場人物たちになりきって、会話やつぶやきを想像してみましょう」との趣旨です。作品ごとに、学芸員の想像した「おしゃべり」が紹介されていますが、鑑賞者がそれぞれ思い浮かべてみれば、印象作品に親しみを感じ、新たな魅力に出会えるかもしれません。

印象の代表作《木華開耶媛》(1929年)の下絵が12年ぶりに展示されています。日本神話に登場する女神を描いた本作は、昨年度実施の人気投票では3位にランクされた人気作品です。本画では女神は人間を超越した表情で描かれているのに対し、下絵では初々しい女性の親しみやすい表情が読み取れます。そして「私の名は、このはなさくやひめと申します。」と、記されています。


《木華開耶媛》下絵
(1929年)

以下4点いずれも京都府立堂本印象美術館蔵


《運命の始めと終り(受胎告知・刑架)》(1954年)は、それぞれが172×378センチの大作です。金屏風に聖母の生と、キリストの死が描かれています。印象独自の構図が劇的な場面として表現されています。《受胎告知》で、ガブリエルが「あなたは神の子を身ごもりましたよ。」と伝え、マリアは「承知しました。」と、《刑架》では、マリアが「ああ、、、なんということでしょう!…」と記されています。


《運命の始めと終り(受胎告知)》
(1954年)




《運命の始めと終り(刑架)》
(1954年)


《椅子による二人》(1949年)は、青いソファに座る洋装の婦人と少女を、椅子と同系色でまとめ、重なった手足を透かした不思議な表現です。まさに語らいの場面を捉えており、婦人が「髪が伸びたわね」と言えば、少女が「体が透けているけど、大丈夫なの?」と問いかけています。


《椅子による二人》
(1949年)


このほか、大阪玉造教会の壁画の下絵として描かれた《最后の日のガラシャ夫人》や《ルソン行途上の高山右近》(いずれも1964年)、《仙人図》シリーズの6作品(1922年)、《観音と勢至》(1960年)など合わせて41点が出品されています。

横尾忠則現代美術館の「兵庫県立横尾救急病院展」
 頭や心よりも肉体感覚で描いた作品の変遷

この展覧会は、8月30日まで大幅に延期(当初2月1日〜5月10日)されました。美術家・横尾忠則の肉体と生活・創作との関係を探ることを目的に、展覧会を病院に見立てて実施されました。コロナ禍がこれほど感染拡大しなければ、パロディとはいえ、「救急病院展」とはタイムリーな企画展でした。緊急事態宣言が発令され、美術館は休館となり、休院に追い込まれていました。


「兵庫県立横尾救急病院展」ポスター
(デザイン:横尾忠則)


「横尾救急病院展」では、頭や心よりも肉体感覚を通して得られるものに信頼を置く横尾の生き方を基本理念に、「眼科」や「小児科」、「外科」など様々な“診療科”が設けられ、絵画、版画、ドローイング、著書や愛読書といった幅広い作品と資料が展示されています。また、「入院病棟」では、喘息、不眠、骨折、帯状疱疹、顔面神経麻痺など大小様々な病歴を持つ横尾の病気にまつわる作品や、病床での日記、入院中のスケッチなどを見ることができます。

展覧会は横尾の美術家としての変遷と関連付けて構成させています。まず「小児科|記憶装置としての肉体」。10代までの記憶が横尾の創造に於けるインスピレーション源となって、頭ではなく肉体こそが記憶装置だったといいます。「外科|肉体の冒険」では、横尾がデザイナーから画家宣言をして後、森=自然の中で裸体のパフォーマンスを演じさせ、それを絵画化する主題に取り組みます。《今夜の酒には骨がある》(1998年、作家蔵〔横尾忠則現代美術館寄託〕)や、《滝の中の男》(1984年、兵庫県立美術館蔵)などの作品が展示されています。


《今夜の酒には骨がある》
1998年、 作家蔵
(横尾忠則現代美術館寄託)


続いて「眼科・皮膚科・耳鼻咽喉科|五感の叫び」に移り、作品の中に現われる目や耳、口などの感覚器官など五感を通じた作品が並んでいます。《二十九の瞳》(1995年、作家蔵〔横尾忠則現代美術館寄託〕)や、《すべて泉声を聞け》(1994年、横尾忠則現代美術館蔵)などです。

「入院病棟|病の神様」では、横尾にとって病気や怪我は、次の段階へ脱皮するためのチャンスと捉えられています。「病気は悪魔ではなく、じつは神様が差し出した贈り物かもしれない」と、エッセイに綴っているほどです。ここでは松葉杖を描いた《Crutch》(1981年、作家蔵)もあります。

さらに「老年病科|老いと遊び」には、老いて身につく「遊び」の精神を強調し、「遊び」こそ、横尾の創造における重要な要素であると、言います。実体験をもとに制作した《突発性難聴になった日》(2019年、作家蔵)が出ています。最後の「スポーツ外来|運動する肉体」では、画家を肉体労働者と考える横尾にとって、スポーツは関心の的になっています。画家とスポーツ選手は心と体が一体化した状態が最も力を発揮できるという意味で共通しているとし、健康であるための日常の運動に心がけているそうです。


《突発性難聴になった日》
(2019年、作家蔵)


大リーガーで活躍する大谷翔平をモデルにした《二刀流》や、卓球をモチーフにした《PLAY PINPON》(いずれも2018年、作家蔵)などが展示されていて、たのしく鑑賞できます。

新型コロナによる緊急事態宣言解除に伴い、各地で展覧会が再開さていますが、感染再燃の危険性もあり、従来と同じ形での運営は難しく、京都市京セラ美術館では事前予約制にし30分で50人までの入場としています。他の館でも、来館者のマスク着用や検温や消毒液使用などを義務付けています。今後、コロナへの不安が解消された場合に、美術展は「コロナ前」に戻るのでしょうか。これまで集客をあてこみ、「密」の状態で開催されていた国際展などは見直しが迫られることになりそうです。私たち鑑賞者も、話題性を求めてではなく、じっくり美術を鑑賞するあり方が問れているといえます。



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

社長業を投げ捨て僧侶になった小島康誉さんは、新疆ウイグル自治区の遺跡の修復や調査支援を30年も続けている。

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―彼らはなぜ、文化財保護に懸けるのか?

世界文化遺産登録記念出版
発売日:2014年10月25日
定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

◆本の購入に関するお問い合わせ先
三五館(03−3226−0035) http://www.sangokan.com/
東方出版(06−6257−3921)http://www.tohoshuppan.co.jp/
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