コロナ禍で2展覧会、開幕に明暗

2020年5月10日号

白鳥正夫

新型コロナウイルスの感染拡大防止で、緊急事態宣言が5月末まで延長され、文化活動もほぼ休止に追い込まれています。ただ休館中の美術・博物館は、感染防止策を前提に再開が容認されることになりました。ところが関西で開幕延期中の二つの展覧会は明暗が分かれました。神戸市立博物館の特別展「コートールド美術館展 魅惑の印象」は、開催中止(当初3月28日〜6月21日)になりました。一方、大阪市立美術館での特別展「フランス絵画の精華―ルネ・ユイグのまなざし」は会期を大幅に変更し、5月26日から8月16日まで(当初4月11日〜6月14日)開催されます。この二つの展覧会を見れば、フランス絵画における、17世紀の古典主義から、18世紀のロココ、19世紀の新古典主義と印象派までの300年の美術史の流れをたどることが出来たのに、残念な結果です。せめて二つの展覧会の概要を取り上げておきます。

神戸市立博物館の特別展「コートールド美術館展 魅惑の印象」
 マネ最晩年の傑作など名画60点は幻に

関西圏の緊急事態宣言が解除された5月21日、「コートールド美術館展」(神戸展)広報事務局から開催中止が発表されました。「皆様の健康を保つことと両立する鑑賞環境を提供できる方策を検討してきましたが、現状ではその目処がたたないと判断せざるを得ず」が、その理由です。マネ最晩年の傑作《フォリー=ベルジェールのバー》をはじめ、ルノワール、セザンヌ、ドガ、ゴーガン、ゴッホら印象派の作品を中心に60点が出品されル予定でした。東京都美術館、愛知県美術館を巡回し、神戸が最終会場だけに、真に残念というほかありません。

コートールド美術館は、戦前に繊維業の取引で大成功を収めた富豪サミュエル・コートールド(1876−1947)の個人コレクションを核としています。コートールドは卓越した審美眼を持ち、フランス近代絵画の魅力を母国に伝えるため、1920年代から精力的な収集を行います。1932年、ロンドン大学に美術研究所が創設されることが決まると、コレクションを寄贈します。研究所はコートールド美術研究所と名付けられ、その展示施設としてコートールド美術館が誕生したのでした。このたび美術館の改修工事機会に、日本での巡回展が実現したのです。

展覧会は、第1章「画家の言葉から読み解く」、第2章「時代背景から読み解く」、第3章「素材・技法から読み解く」で構成されており、それぞれの章の趣旨と主な作品を掲載します。

まず今回の展覧会の目玉作品でチラシやポスターに登場しているのは、第2章に展示のエドゥアール・マネの《フォリー=ベルジェールのバー》(1882年)です。フォリー=ベルジェールは、現在もパリの中心部にあるミュージックホールで、バーは客席の取り囲むように点在していたそうです。中央に描かれたバーメイドの後ろに鏡があり、そこに写るミュージックホールの様子が描かれています。マネは何度も足を運び、アトリエにバーカウンターの一部を再現し、バーメイドを自宅に呼んで制作したのでした。


エドゥアール・マネ
《フォリー=ベルジェールのバー》
(1882年)   
以下、7枚の画像は、いずれもコートールド美術館蔵
© Courtauld Gallery (The Samuel Courtauld Trust)


第2章は産業化の進んだ19世紀フランスで、画家たちがパリの都市生活や郊外での散策、舟遊びなど楽しむ光景を描いています。マネの《草上の昼食》(1863年頃)は、着衣の男性の側の女性は裸で、発表時からスキャンダルを巻き起こしたといいます。同じくマネの《アルジャントゥイユのセーヌ河岸》(1874年)も出ていました。


エドゥアール・マネ
《草上の昼食》
(1863年頃)


この章のピエール=オーギュスト・ルノワールの《桟敷席》(1874年)は、客席から桟敷席に座る男女のカップルを描いた作品で、着飾った女性は「見られる」存在であり、オペラグラスで覗く男性の視線も客席にあります。パリにおける現代的な都市生活の華やかさが伝わってきます。


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《桟敷席》
(1874年)


第1章に戻って、画家が仲間や友人、家族に宛てた手紙などから、作品を生み出した思いを探っています。クロード・モネの《アンティーブ》(1888年)は、みずみずしい水色で海辺の風景が描かれています。「私がここから持ち帰るものは、甘美さそのものだろう。ピンク、青、すべてがこの夢のように美しい空気の中に包まれている」と手紙に記していました。


クロード・モネ
《アンティーブ》
(1888年)


コートールドがもっとも多く収集した画家こそがポール・セザンヌでした。今回10点が出品されていて、その中の1点が《カード遊びをする人々》(1892−96年頃)です。セザンヌは1890年代、カード遊びをモチーフに5点の作品を遺しています。モデルは故郷のプロヴァンスで働く人々です。


ポール・セザンヌ
《カード遊びをする人々》
(1892−96年頃)



セザンヌの作品では、《大きな松のあるサント=ヴィクトワール山》(1887年)や、 《ノルマンディーの農場、夏(アッタンヴィル)》(1882年)、《アヌシー湖》(1896年)などの風景画が並んでいます。「自然を円筒・球・円錐によって扱いなさい」というセザンヌが後輩の画家・ベルナールに宛てた書簡なども注目でした。

コートールド美術館では、X線や赤外線などを用い科学的な調査・研究を進めており、第3章は、制作の背景や過程、色彩の秘密、画面に残された痕跡などにも光を当てています。作品に描かれたモチーフや技法、コートールドがなぜこの作品を気に入って購入したのかなどを図解でパネル解説しています。

ポール・ゴーガンは近代化したパリを逃れ、43歳の時に初めてタヒチ島に渡り、素朴で原始的な暮らし求めたのでした。《テ・レリオア》(1897年)は、あごに手をやる女生や眠る赤子が描かれています。題名はタヒチ語で夢を意味します。同年に描かれた超大作の《われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか》(ボストン美術館蔵)同様、タヒチ時代のゴーガンの作品は神秘的です。


ポール・ゴーガン
《テ・レリオア》
(1897年)


アメデオ・モディリアーニの《裸婦》(1916年)は、さまざまな技法を駆使して、官能的な裸婦を生み出しています。X線調査では、顔は細い筆で薄く、身体は筆を押し付けるようにして描き分けていることが窺えたといいます。


アメデオ・モディリアーニ
《裸婦》
(1916年)


このほか各章にわたって、フィンセント・ファン・ゴッホの《花咲く桃の木々》(1889年)はじめ、エドガー・ドガの《舞台上の二人の踊り子》(1874年)、カミーユ・ピサロの《「ロードシップ・レーン駅、ダリッジ》(1871年)などの名画が目白押しです。コートールドが自らの邸内を華やかに彩るために厳選して買い集めた傑作の数々が揃っています。

筆者は開幕前日の3月27日に開かれた記者内覧会で鑑賞できましたが、その後コロナ禍で開幕が延期となり、会期末が迫っていることもあり、ついに中止に追い込まれました。当面、多額の経費がかさむ国際展は集客が求められ、今後の運営に課題を残したといえそうです。

 

大阪市立美術館の特別展「フランス絵画の精華―ルネ・ユイグのまなざし」
17〜19世紀のフランス美術史たどる86点

フランス絵画の中で最も華やかとされる、17世紀の古典主義から、18世紀のロココ、19世紀の新古典主義までの300年の美術史の流れをたどる展覧会です。ヴェルサイユ宮殿美術館をはじめ、オルセー美術館、大英博物館、スコットランド・ナショナル・ギャラリーなど、フランス、イギリスを代表する20館以上の美術館の協力のもと、油彩画と素描合わせて約86点の名品が集結しています。こちらも東京富士美術館、九州国立博物館に続いて、大阪が最終会場となっています。

ルネ・ユイグ(1906−97)はフランス北部のアラス生まれ。ルーブル美術館の絵画部長やコレージュ・ド・フランスの教授(造形芸術心理学)、国立博物館協議会の会長、ジャックマール・アンドレ美術館の館長などを歴任しています。フランス学士院のアカデミー・フランセーズ会員(1960年–1997年)を務め、東京富士美術館のコレクション形成にも尽力しています。今回の特別展は、ユイグへのオマージュをこめて開催されています。

展覧会は3章構成です。プレスリリースなどを参考に章ごとの内容と主な作品を画像とともに掲載します。第1章が「大様式の形成、17世紀:プッサン、ル・ブラン、王立美術アカデミー」です。絶対王政のルイ14世のもとで、1648年に王立美術アカデミーが創設されました。「大王」とも呼ばれたルイ14世に ならい、その後のフランス絵画の根幹を決めたフランスの古典主義美術は「大様式」と名付けられました。

画家として生涯のほとんどをローマで過ごしたニコラ・プッサンの絵画や理論をもとに、フランス美術の古典主義が育まれました。描かれるべき絵画の主題には序列があり、古典文学や聖書を主題とする「歴史画」が至上のもので、「静物画」は一番下とみなされていました。17世紀ヨーロッパにおいて、クロード・ロランらが、イタリア生まれの風景画に歴史画の要素を加えた「歴史風景画」という新しいジャンルも開拓されたのです

ニコラ・プッサン晩年の《コリオラヌスに哀訴する妻と母》(1652−53年頃、レザンドリー、ニコラ・プッサン美術館蔵)は、日本初公開です。古代ローマの将軍コリオラヌスのエピソードをもとに、家族の絆の強さが表現されています。正確なデッサンでかたどられた人物を組み合わせて、身振りと表情でストーリーを語るという歴史画の傑作です。


ニコラ・プッサン
《コリオラヌスに哀訴する妻と母》
(1652−53年頃、レザンドリー、
ニコラ・プッサン美術館蔵)
© Christophe Deronne


「フランスのティツィアーノ」と呼ばれたジャック・ブランシャールの《バッカナール》(1636年、ナンシー美術館蔵)は、酒神で豊穣の神でもあるバッコスをまつる儀式の様子を描いています。真珠の光沢のような色彩の効果が、画面に生気を与えています。


ジャック・ブランシャール
《バッカナール》
(1636年、ナンシー美術館蔵)
© Ville de Nancy –P. Buren


第2章は「ヴァトーとロココ美術─新しい様式の創出と感情の表現」です。この章ではロココ美術が全盛を極めた18世紀に移ります。ルイ14世はヴェルサイユ宮殿に宮廷を移転させ、絢爛豪華な世界を築き上げました。しかし晩年には、親密で穏やかな美術を好み、デッサンよりも色彩を重視するようになったことが知られています。

ジャン=アントワーヌ・ヴァトーは、宮廷貴族の楽しみをまねたパリの豊かな市民(ブルジョワジー)が野外で楽しんだ雅な宴を描く「雅宴画」を生みだしました。初公開の《ヴェネチアの宴》(1718−19年頃、スコットランド・ナショナル・ギャラリー蔵)もその1点で、庭園、会話、音楽という雅宴画を構成する要素が、豊かな色彩とともに描かれています。


ジャン=アントワーヌ・ヴァトー
《ヴェネチアの宴》
(1718−19年頃、
スコットランド・ナショナル・ギャラリー蔵)
National Galleries of Scotland.
Bequest of Lady Murray of Henderland 1861


展覧会のメインビジュアルとなっているエリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ルブランの《ポリニャック公爵夫人、ガブリエル・ヨランド・クロード・マルチーヌ・ド・ポラストロン》(1782年、ヴェルサイユ宮殿美術館蔵)は、生き生きとした顔、華やかな衣装の描写が目を引きます。女性画家の草分けのヴィジェ・ルブランは、王妃マリー・アントワネットのお気に入りで、宮廷人をはじめ多くの肖像画を描いて人気を博しました。王妃ともっとも親しく、子どもたちの養育係を務めて爵位を得たポリニャック公爵夫人は、何度もヴィジェ・ルブランのモデルとなっています。


エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン
《ポリニャック公爵夫人、
ガブリエル・ヨランド・クロード・
マルチーヌ・ド・ポラストロン》
(1782年、ヴェルサイユ宮殿美術館蔵)   
Photo © RMN-Grand Palais (Château de Versailles) /
Gérard Blot / distributed by AMF


第3章は「ナポレオンの遺産─伝統への挑戦と近代美術の創出」です。絶対王政に終止符を打ったフランス革命から印象派誕生前夜までがテーマです。フランス革命と「ナポレオンの遠征は美的価値を転倒させました。19世紀を通じて、美術家たちは表現上の自由を手に入れ、新しく多様な様式展開します。ジャン=ドミニク・アングルは古典主義を受け継ぐとともにさらに発展させました。テオドール・ジェリコーとウジェーヌ・ドラクロワは、同時代の世界を描き、狂気や無意識の世界を開拓することで、ロマン主義美術を発展させました。

新古典主義の旗手アングルの《オルレアン公フェルディナン=フィリップ、風景の前で》(1843年、ヴェルサイユ宮殿美術館蔵)は、精密な写実性とともに曲線が生み出すデフォルメが共存しています。この肖像画の場合、オルレアン公の首と左手に不自然なデフォルメ表現が見られるのです。


オーギュスト=ドミニク・アングル
《オルレアン公フェルディナン=フィリップ、風景の前で》
(1843年、ヴェルサイユ宮殿美術館蔵)   
Photo © Château de Versailles, Dist.
RMN-Grand Palais / Christophe Fouin /
distributed by AMF


フランス・美術アカデミーを継承したウィリアム・ブグローの《青春とアモル》(1877年、オルセー美術館蔵)は、神話や物語を口実に描かれたもので、人気を博したものの一点です。翼が生えたアモルを肩にのせて、浅瀬を渡る優美な裸婦は、青春の寓意像です。理想的な美の表現こそが画家の使命であると考えたアカデミーの理念を表現した、魅力的な作品です。


ウィリアム・ブグローの《青春とアモル》
(1877年、オルセー美術館蔵)   
Photo © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) /
Stéphane Maréchalle / distributed by AMF


印象派の創設に影響を与えたエドゥアール・マネの《散歩》(1880年頃、東京富士美術館蔵)も出品されています。ベルヴューの庭園を散歩する女性像。アカデミスムの画家たちのなめらかな仕上げぶりに対抗する印象派風の筆のタッチや、神話や物語と無縁な同時代の表現はマネの大様式への反発を示していて興味深いです。


エドゥアール・マネの《散歩》
(1880年頃、東京富士美術館)   
東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom





しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

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第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
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定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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