年末を彩る神戸と奈良の5展

2019年12月11日号

白鳥正夫

令和元年の年の瀬、今年最後の寄稿となりました。月1回の掲載ですので、できるだけ多く紹介したいと思い、この1年間で38件の展覧会を取り上げました。絵画では印象派から抽象、前衛まで、絵本もあればフェルメール作品もありました。仏像から陶芸や超絶工芸まで、実に多岐にわたっています。それだけ表現の世界は、多様で豊かという事でしょう。

さて今回は年末から年始にかけて開催中の3美術館の5つの展覧会です。「下村良之介 遊び礼賛」が、神戸のBBプラザ美術館で2月16日まで催されています。兵庫県立美術館では、「入江早耶展 純真遺跡〜愛のラビリンス〜」が12月22日まで、「塩売りのトランク マルセル・デュシャンの小さな美術館」が3月1日までそれぞれ開催中です。さらに奈良国立博物館では、恒例の「おん祭と春日信仰の美術〔特集〕春日大社にまつわる絵師たち」と、「重要文化財 法隆寺金堂壁画写真ガラス原板―文化財写真の軌跡―」が、いずれも新年1月13日まで開かれています。

BBプラザ美術館の開館10周年記念「端倪すべからざる画家 下村良之介 遊び礼賛」
自由奔放、半世紀を超える画業の約70点

美術ファンなら、その名といくつかの作品は見たことがあるでしょう。京都を拠点に独創的な活動を続けた前衛日本画家・下村良之介の個展は、2008年に京都国立近代美術館の「没後10年 下村良之介展」以来、久しぶりです。今回は前期(〜12月22日)、後期(1月7日〜)に分けて、合わせて約70点を展示し、半世紀を超える画業を回顧しています。

下村良之介(1923-1998)は大阪の能楽師の家に生まれ、京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)を卒業。満州と台湾での戦争体験を経て復員し、新たな美術表現を求めて1949年に結成されたパンリアル美術協会に参加します。

下村は戦争体験と敗戦を機に、優雅で美しい花鳥風月を主題とする日本画に疑問を抱き、社会的な主題にも着手してゆきます。日本画の描画材によりながらも、初期にはキュビズムの手法を用いて躍動感溢れる表現を開拓しました。また「絵とはいつも孤立したひとつのオブジェである」との信念のもとに、ベニヤ板や紙粘土など、日本画のイメージを超えた様々な素材や技法を取り入れます。

表現の自由を羽ばたきたいとの意図があったのか、一貫して「鳥」をモチーフに作品を制作します。その傍ら、「やけもの」と称する陶芸のほか、版画や挿絵、歌劇やバレエの舞台美術を手掛けるなど、多彩な創作活動を展開しました。展覧会サブタイトルに「端倪すべからざる画家」と謳うように、晩年まで変わらぬ前衛的姿勢で生み出された遊び心ある作品群を通して、その芸術精神と人間的魅力に迫っています。  

主な作品を画像とともに紹介します。まず《還暦の自画像》(1983年)は、三曲一双の屏風仕立てです。構図は、お気に入りの写真や仏頭、貝殻、身の回り品などに囲まれ、還暦を表わす赤い帽子と上着を身につけ、葉巻を手にしたユニークな肖像です。同じく還暦の年の作品に《鳥と太陽》(1983年、いずれも前期のみ展示)があります。


下村良之介《還暦の自画像》
(1983年、前期)




下村良之介《鳥と太陽》
(1983年、前期)

 
ほかには、初期の抽象的な絵画作品の《朝A》(1952年)や、紙粘土作品の《月明を翔(ゆ)く〔那〕》(1988年)には、月を背景に、大きく羽を広げて飛ぶ鳥の姿が大胆に表現されています。遊び心と言えば、「やけもの」作品の《鳴鳥(めいちょう)徳利》(1975年頃)は、酒を入れて注ぐと鳴き声が聞こえてきます。


下村良之介《朝A》
(1952年、通期)




下村良之介《月明を翔(ゆ)く〔那〕》
(1988年、通期)




下村良之介《鳴鳥(めいちょう)徳利》
(1975年頃、通期)

 
筆者の図録棚から「下村良之介展 鳥の歌・翔く形象」(1989年)を見つけました。冒頭に「劣等画学生」と題した作家の文章が載っています。「私は、今もって、絵画の上だけでなく、版画に、やけものに、手あたり次第いろいろな仕事に手を染めて、それぞれ好き放題の作業を楽しんで誰はばかることなく劣等生振りを謳歌しているのである」。まさに下村の真骨頂の言葉です。作家の精神性を汲んで、楽しみながら鑑賞されてはいかがでしょう。

兵庫県立美術館の注目作家紹介プログラム チャンネル10「入江早耶展 純真遺跡〜愛のラビリンス〜」  
古墳から着想、伝説をテーマにした新作


《純真遺跡〜愛のラビリンス〜》
(2019年)の前に立つ入江早耶


「注目作家紹介プログラム チャンネル」は毎年、兵庫県立美術館の担当学芸員がいま最も注目すべきと考える作家を個展形式で取り上げ、美術館を訪れる人と同時代を生きる美術作家が、さまざまな「チャンネル」を通じ出会う機会となることを目指しています。10回目を迎えた今年は、岡山県出身で広島を拠点として活動する入江早耶です。

入江早耶(1983〜)は岡山県生まれ、2009年に広島市立大学大学院芸術学研究科を修了。同年に岡本太郎現代芸術賞に入選、2012年には第6回Shiseido Art Egg賞を受賞しています。これまで長靴、鉛筆や化粧品などの日常的な素材を用いて作品を制作するなかで、一貫して変わらないものの存在を問い続けています。


入江早耶
《純真遺跡〜愛のラビリンス〜》
作品スケッチ


消しゴムを用いたシリーズでは、掛軸や写真の被写体などを消しゴムで消し、その消しカスを使って小さな立体物を制作する独創的な表現方法です。例えば掛軸から消えた観音像が現実の空間に立体として再生され、また別の作品では、紙幣の肖像画が胸像となって紙幣の上に復活します。イメージとして流通し、流通することによって日常的な存在となっている図像を、自らの手で一旦消し去り、それを現実の空間に塑像として作り上げるのです。

今回の展覧会では、兵庫で語り継がれる「菟原処女(うないおとめ)の伝説」をテーマとして、新作を発表。二人の男性に求婚された娘はいずれか一人を選ぶことができず、自ら命を絶ち、彼らも娘の後を追う悲しい伝説がモチーフです。作家のユニークな手法によって、新しい視点で現代に生まれ変わらせています。


ダンボールで構成された
《純真遺跡〜愛のラビリンス〜》の
展示会場


同じ伝説から着想を得た能「求塚」では、自らのために失われた命によって娘は永く苦しむこととなりますが、新作では、乙女の純真さに焦点が当てられています。入江は「私は、子供の頃からSFやホラー、妖怪にまつわる不思議なコト、奇妙な物語が大好きで、消しカスのシリーズ作品もストーリー仕立てにしています。1300年以上前から伝わる男女の三角関係ドラマも、いにしえの人々が想像を積み重ねて作り上げた物語なので、さらにもう一段重ねて令和元年版を作っても良いかなぁという思いで今回の展示に至りました」とのメッセージを寄せています。

展覧会場は、ギャラリー棟1階のホワイエからスタート。令和版の伝説は、廊下を通ってアトリエ1へと続きます。古墳から着想を得た遺跡のような雰囲気の会場は、兵庫県で収集されたダンボールで構成されています。ダンボールを見ると、消された痕跡があり、立体作品が、その色のついた消しカスでできていることが分かります。アトリエに展示された《純真遺跡〜愛のラビリンス〜》の新作のほかに、コインロッカーと美術情報センターに作品が展示されています。

兵庫県立美術館のコレクション展V小企画「塩売りのトランク マルセル・デュシャンの小さな美術館」  
謎に満ちた箱の中の80の要素すべて公開


マルセル・デュシャン
《トランクの中の箱》の展示風景


同じ兵庫県立美術館で開かれている小企画で、収蔵作品の常設展示の名称を「県美プレミアム」から「コレクション展」に変え、1年を3期に区切って、横断的にコレクションを紹介する変化に富んだ常設展示です。今回は、マルセル・デュシャンの代表作の一つで、デュシャン芸術が凝縮した《トランクの中の箱》の、通常見ることができない中身のすべてを公開しています。

マルセル・デュシャン(1887−1968)は、フランス生まれの美術家で、1955年にアメリカ国籍を取得しています。画家として出発しますが、1910年代前半に油彩画の制作は放棄します。次第に絵画や彫刻といった枠組みから遠ざかり、「芸術作品」や「芸術家」の概念を問い直す作品を数多く残し、現代の美術に多大な影響をもたらした20世紀を代表するアーティストとして知られています。

同展では、この小さな箱を「持ち運びできる、小さな美術館」と形容したデュシャンの言葉を受け取る試みとして、作品を構成する80のアイテム個々を展示し、《トランクの中の箱》の全体像と、自らの主要作品をミニチュアや複製によって再構成したデュシャンの意図に探ろうと言う趣旨です。

この作品は世界に約300点ありますが、購入したコレクターが個人的に手に取って眺めるか、美術館などで公開されても、「箱」の周囲に個々の要素が折り重ねられる展示方法が一般的です。そのため、納められた構成要素の個々が提示される機会はほとんどなかったといえます。

今回の展示で構成要素の一つ一つに目を向けると同時に、本作品の全体像を「見る」ことが可能になっています。小さなトランクから次々と作品が現れる魅力を堪能できる貴重な機会です。

奈良国立博物館の「おん祭と春日信仰の美術〔特集〕春日大社にまつわる絵師たち」  
祭礼や御造替にかかわった絵師に焦点

奈良の歳末を彩る春日若宮おん祭は、春日大社の摂社(せっしゃ)である若宮社の祭礼です。一年に一度、常の住まいを離れて御旅所(おたびしょ)の御假殿(おかりでん)に遷座(せんざ)される若宮神の前に、芸能などを奉納します。平安時代以来、脈々と受け継がれ、884年目を迎える今年も12月15−18日に多くの神事が営まれます。

奈良国立博物館では、この時期に合わせ、おん祭及び春日信仰に関連する絵画・文書・工芸品などを展示していて、今回は春日大社にまつわる絵師を特集し、中世から近世にかけてさまざまな絵師によって描かれたおん祭の祭礼図を紹介するとともに、同じ頃、春日大社の御造替にかかわった絵師にスポットをあてています。  


《鹿島立神影図》
(南北朝時代、
1383年、
春日大社)



主な出陳品として、南都絵所の絵師・二条英印筆による《鹿島立神影図》(南北朝時代、1383年、春日大社)は、春日大社の神体山である春日山と御蓋(みかさ)山を望む地に鹿に乗った貴人の姿で神さまが描かれています。伝説に基づく絵画で、墨書により絵師や制作年が明らかです。

《唐獅子牡丹図》(昭和5年、1930年、春日大社)は、本殿の第二殿と第三殿の御間塀(おあいべい)に描かれる図の写しです。御造替の際に絵所預として画事を担った大坪正義の手によります。 

《献菓子台》(明治時代、19世紀、春日大社)は、大宿所の神前に置か大きい威儀物。台の上には柚柑や蜜柑、芋などを盛ったのでしょう。六角形の台の下段には鶴亀や松竹梅を鮮やかに描かれています。


《唐獅子牡丹》
(昭和5年、1930年、春日大社)




《献菓子台》
(明治時代、19世紀、春日大社)



さらに《探幽縮図 春日若宮祭礼絵巻》(江戸時代、1671年)のほか、いずれも重要文化財の《春日宮曼荼羅》(鎌倉時代、13世紀、奈良・南市町自治会)や、《春日浄土曼荼羅》(鎌倉時代、13世紀、奈良・能満院)などが出陳されています。

奈良国立博物館の「重要文化財 法隆寺金堂壁画写真ガラス原板―文化財写真の軌跡―」  
焼損前の往時の色彩を伝える貴重な記録

法隆寺の金堂壁画(7世紀末頃)は、昭和24年(1949年)1月の火災で焼損しました。焼損前の昭和10年に撮影された「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板」(法隆寺所蔵)が、奈良国立博物館で公開されています。文部省の国宝保存事業として、363枚に分割して撮影されたもので、今回は阿弥陀如来像など10枚をはじめ、写真撮影を受注した京都の美術印刷会社便利堂が所有する「法隆寺金堂壁画写真原板」83枚のうち8枚、昭和期の金堂壁画の模写、今秋に撮影された高精細デジタル写真も展示されています。


焼損前の昭和10年に撮影された写真ガラス原板


実用的な写真技術は、19世紀前半にヨーロッパで発明されました。その後まもなく日本にもたらされ、やがて日本人の写真師が誕生します。明治4年(1871年)には蜷川式胤の発案により横山松三郎が旧江戸城を撮影し、翌年のいわゆる壬申検査(日本ではじめての本格的な文化財調査)でも数多くの宝物や建物が写真に収められました。

それ以来、文化財は主要な被写体であり、写真により記録に残すということは、経年や修理などによる変化を避けられない文化財にとって、常に重要な課題でした。そのため写真は、文化財保護を社会に普及させる大きな役割を果たしていているのです。

法隆寺金堂壁画十二面は、上記事業の一環として便利堂が撮影し、巨大壁画の精緻な記録作成に成功しました。写真は極めて高い解像度を保ち、如来の螺髪や菩薩の地髪、流麗な衣摺線などを顕示し、往時の姿を伝える貴重な歴史資料でもあります。これらの写真の歴史的・学術的価値があらためて評価され、平成27年(2015年)に国の重要文化財に指定されました。

この展覧会では、「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板」を中心に、近代以降に多くの人びとが文化財の写真撮影に精力を傾けた軌跡を振り返っています。「旧江戸城写真帖」や「壬申検査関係写真」、「近畿宝物調査写真帖」(いずれも東京国立博物館)、「中宮寺 菩薩像」(飛鳥園)や、「東大寺 執金剛神像」(奈良国立博物館)などの文化財写真なども展示されています。



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

社長業を投げ捨て僧侶になった小島康誉さんは、新疆ウイグル自治区の遺跡の修復や調査支援を30年も続けている。

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発売日:2014年10月25日
定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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三五館(03−3226−0035) http://www.sangokan.com/
東方出版(06−6257−3921)http://www.tohoshuppan.co.jp/
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