美術表現の変遷や多様さ示す2展

2019年6月8日号

白鳥正夫

「具象」とか「抽象」は、美術表現の言葉として良く耳にします。一般的に「具象」は目で見てその形がわかり、それが何であるか知ることができるものであり、「抽象」は実際の姿から離れて、観念の上でのみ成り立っているという理解です。そうした美術表現の変遷や多様さを目にする展覧会が神戸と大阪で催されています。西洋絵画の流れが一覧できる特別展「印象派からその先へ ― 世界に誇る吉野石膏コレクション」が兵庫県立美術館で7月21日まで開催中です。一方、近年ヨーロッパとアメリカで注目を集める「抽象世界」が国立国際美術館で8月4日まで開かれています。

「兵庫県立美術館の特別展「印象派からその先へ ― 世界に誇る吉野石膏コレクション」  
モネやピカソ、シャガール…変遷をたどる72点
 

山形県が創業の地の建築資材メーカーの吉野石膏株式会社(本社・東京)は、創造的環境づくりを目的に、1970 年代から日本近代絵画、80年代後半からはフランス近代絵画の収集を始めました。これらのコレクションは1991年以降、山形美術館に随時寄託されています。モネ、ルノワール、ピサロ、シスレーといった印象派の作品をはじめ西洋近代美術の名品を多数所蔵し、質量ともに充実した国内有数のコレクションとなっています。山形美術館にて随時公開されていますが、まとまった規模の作品が、名古屋市美術館を皮切りに兵庫県立美術館の後、東京の三菱一号館美術館に巡回します。

今回の展覧会では、19世紀半ばのバルビゾン派にはじまり、印象派を経て、キュビスムから抽象絵画へと至るモダン・アートの展開を軸に、エコール・ド・パリの多様性にも着目しつつ、大きく揺れ動いた近代美術の歴史を72点の作品によってたどることができます。展示構成は3章立てで、その内容と主な作品を、プレスリリースなどを参考に取り上げます。  

第1章は「印象派、誕生〜革新へと向かう絵画〜」です。19世紀前半までの絵画は、いかに写実的に描くかに価値が置かれていました。しかし19世紀後半のフランスでは、アトリエから離れ屋外で制作を行ったバルビゾン派や、卑近な主題を取り上げたクールベ、新しいパリの姿を鮮烈に描き出したマネらが登場します。やがてサロン以外の発表の場を求め、1874 年に第 1 回印象派展が開催されました。出品作品は、パリとその近郊を主題に、明るい色彩と素早い筆づかいで表現され、それまでの絵画とは違った光と眼の感覚に基づいて描かれた革新的な「印象派」の絵画として、現在まで人々を魅了し続けています。  

この章では、エドゥアール・マネ(1832-83)は《イザベル・ルモニエ嬢の肖像》(1879年頃)のように人物を中心に都市生活を主題とした作品を手がけました。「印象派」の由来となった《印象、日の出》を発表したクロード・モネ(1840-1926)の作品は、連作で有名な《睡蓮》(1906年)など5点が並んでいます。


エドゥアール・マネ
《イザベル・ルモニエ嬢の肖像》
(1879年頃)
以下7点の写真はいずれも吉野石膏コレクション



クロード・モネ
《睡蓮》
(1906年)


輪郭の淡い豊満な女性像で知られるピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919)も、展覧会のチラシになっている《シュザンヌ・アダン嬢の肖像》(1887年)をはじめ7点が出品されています。風景や静物、人物画など幅広い題材で造形的な探求を試み、後世の画家に影響を与えたポール・セザンヌ(1839-1906)の《マルセイユ湾、レスタック近郊のサンタンリ村を望む》(1877-79年)、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-90)の《雪原で薪を運ぶ人々》(1884年)も展示されています。


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《シュザンヌ・アダン嬢の肖像》
(1887年)




ポール・セザンヌ
《マルセイユ湾、レスタック近郊のサンタンリ村を望む》
(1877-79年)




フィンセント・ファン・ゴッホ
《雪原で薪を運ぶ人々》
(1884年)


このほか、ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796-1875)の《牧場の休息地、農婦と三頭の雌牛》(1870-74年)や、ギュスターヴ・クールベの《ジョーの肖像、美しいアイルランド女性》(1872年)、ジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)の《群れを連れ帰る羊飼い》(1860-65年)など名だたる巨匠の名品が揃っています。  

第2章「フォーヴから抽象へ〜モダン・アートの諸相〜」では、「印象派」が切り開いた新しい絵画の歴史を一気に変化の速度を上げていきます。カンヴァス上で展開される色彩と筆づかいが自律的な存在感を示すフォーヴィスムや、モティーフを単純な形体に還元し、それらをカンヴァス上に再構成することで三次元の事物を二次元の表現に置き換えたキュビスムの出現し、単なる事物の再現から解き放たれます。さらに色彩と形態それ自体が自律する存在をもたらした抽象絵画へと突き進みました。一方で人間の無意識の視覚化を試みたシュルレアリスムが出現するなど、19世紀までの絵画のあり方を脱却するかのような変遷をたどったのです。  


アンリ・ルソー
《工場のある町》
(1905年)



ここでは、独創的な絵画世界を創造したアンリ・ルソー(1844-1910)の《工場のある町》(1905年)のほか、人間の内面を追究したジョルジュ・ルオー(1871-1958)の《法官たち》(1908年)、独自の画境を拓いたアンリ・マティス(1869-1954)の《緑と白のストライブのブラウスを着た読書する若い女》や、パブロ・ピカソ(1881-1973)の《帽子をかぶった女》(1939年)などの作品が注目です。  

第3章は「エコール・ド・パリ〜前衛と伝統のはざまで〜」。フランスの首都パリにはさまざまな異国出身の画家たちが集まり、「エコール・ド・パリ」の画家と総称され活躍します。彼らは、同時代に展開されたモダン・アートの影響を受けながらも、写実から離れることなく、それぞれの画家独自の作風を確立しました。個性的な異国の画家たちの作品を取り上げ、20世紀美術の豊かな実りを紹介しています。

とりわけ帝政ロシア領ヴィテブスク出身のマルク・シャガール(1887-1985)は、パリで最先端の芸術を吸収し、鮮やかな色彩で幻想的な画風を展開しました。《逆さ世界のヴァイオリン弾き》(1929年)や《モンマルトルの恋人たち》(1953年)、《翼のある馬》(1962年)など、最も多く10点が出品されています。


モーリス・ユトリロ
《モンマルトルのミュレ通り》
(1911年、左端)
など第3章の展示



パリ生まれのモーリス・ユトリロ(1883-1955)の《モンマルトルのミュレ通り》(1911年)や、マリー・ローランサン(1883-1956)の《五人の奏者》(1935年)、ポーランド生まれのモイーズ・キスリング(1891-1953)の《背中を向けた裸婦》(1949年)など見ごたえたっぷりです。

兵庫県立美術館で担当の相良周作学芸員は「時代を経るとともに人物や風景の描かれ方も変化する視覚芸術の進化していく様子が実感できます。と同時に、自己の内面を叙情豊かに捉えたエコール・ド・パリの画家たちの充実したコレクションを堪能してほしい」と強調しています。

常設展示室では、2019年度コレクション展Tとして「境界のむこう」が6月23日まで開かれていて、多様なジャンル・時代の作品を鑑賞できます。

国立国際美術館の「抽象世界」
独創的で魅力的な抽象作品、絵画と彫刻40点余

前記「印象派からその先へ」展でも、ピカソやワシリー・カンディンスキー(1866-1944)の作品に抽象絵画を見受けましたが、「半具象」といえなくもありませんでした。こちら「抽象世界」展は、その名の通りです。1980年以降、今日までの約40年間のヨーロッパとアメリカの抽象芸術の展覧会です。80年以前に活動を開始した歴史的な美術家の作品も含みつつ、独創的で魅力的な抽象作品を、絵画を中心に彫刻も交えて40点余を取り上げています。ほとんどが初めて耳にするアーティストと、初めて目にする最先端の芸術ですが、こうした展覧会を開催するのも美術館の大きな役割でしょう。


フランツ・ヴェスト
《無題》
(2011年)
Estate Franz West, Vienna,
(C)Archiv Franz West




エルズワース・ケリー
《斜めの黒いレリーフ》
(2010年)
Estate of Ellsworth Kelly,
(C) Ellsworth Kelly Foundation,
courtesy Matthew Marks Gallery




芸術における抽象表現は、日本や中国の水墨画、イスラム世界の装飾芸術などにも見られますが、西洋絵画で意図的に制作したのはカンディンスキーとされています。その後、20世紀初頭の前衛運動や、第2次大戦後のアメリカ抽象表現主義などで顕著になります。しかし具象とは異なり、その難解さもあって、広く」一般に受け入れられてきたとはいえません。

ところが近年、抽象表現はヨーロッパとアメリカで注目を集め、復活の兆しを見せているといいます。「絵画の死」は、19世紀初めに写真が発明されてから何度となく繰り返され、絵画に運動や時間という観念を導入したマルセル・デュシャン(1887−1968)らによって変革期を迎えました。こうした流れを受け、80年代以降の美術活動は進歩主義的な美術観から解放され、過去の美術の様々な概念や手法を活用し、美術遺産と柔軟な関係を結ぶようになり、新しい抽象芸術が誕生したのです。

今回の展覧会の出品作家は、生年順に、エルズワース・ケリー(1923-2015)、ラウル・デ・カイザー(1930-2012)、ダーン・ファン・ゴールデン(1936-2017)、フランツ・ヴェスト(1947-2012)、ジョン・アムレーダー(1948-)、ギュンター・フォルグ(1952-2013)、ミハエル・クレバー(1954-)、クリストファー・ウール(1955-)、ハイモ・ツォーベルニク(1958-)、ウーゴ・ロンディノーネ(1964-)、トマ・アブツ(1967-)、スターリング・ルビー(1972-)、リチャード・オードリッチ(1975-)の13人です。いくつかの画像を掲載します。


ラウル・デ・カイザー
《お化け》
(2007年)  
個人蔵
(C) Raoul De Keyser,
courtesy Wako Works of Art




ジョン・アムレーダー
《大さじ》
(2016年)
Courtesy of the Artist and Almine Rech,
(C) John Armleder,
photo Annik Wetter




ハイモ・ツォーベルニク
《無題》
(2010年)


この展覧会を企画した国立国際美術館学芸課の中西博之さんは展覧会の図録に「盛衰の抽象、発見の芸術」と題して、次のような言葉で締めくくっています。
(一部略)

フランスの画家ドラクロワの心に残るフレーズ「まだ十分ではない」は、抽象芸術に関しても当てはまると感じている。「可能性を見つける営為」という特質と相まって、たとえ今後も栄枯盛衰があろうとも、抽象芸術には終わりはない、そう思うのである。

国立国際美術館の「ジャコメッティとT」  
矢内原伊作をモデルにした彫刻など公開


アルベルト・ジャコメッティ
《ヤナイハラ T》
(1960-61年)
国立国際美術館蔵
撮影:福永一夫



アルベルト・ジャコメッティ(1901-66)のブロンズ彫刻《ヤナイハラ T》(1960-61年)の収蔵を記念して、「抽象世界」展の会期中開かれています。引き続き、「ジャコメッティとU」が8月27日から12月8日まで開かれます。

会場では、《ヤナイハラ T》に加え、2013年に収蔵されたジャコメッティの油彩画《男》も展示されています。さらに、日本国内の美術館から集めたジャコメッティ作品や、矢内原がモデルを務める間に書き留めた手帖、パリなどで撮影した写真を公開しています。  

スイスに生まれ、フランスで活躍したジャコメッティは、20世紀最大の彫刻家として知られています。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを吸収し、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。

ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されました。一昨年には東京の国立新美術館で、大規模な「ジャコメッティ展」が開催されています。  

ジャコメッティの芸術は、モデルとの対峙が重要なポイントとされています。日本の哲学者・矢内原伊作(1918-89)は、ジャコメッティの長期間に渡る作品制作に協力した数少ない人物です。1956年から5年間に度々フランスを訪れ、長きに渡る制作活動に向き合ったそうです。矢内原をモデルにしたブロンズ彫刻のうち、完成したのは2作品のみ(すべての鋳造を合わせると7体現存)で、その一つが、昨年国立国際美術館のコレクションに加わったのです。

 



しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

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第六章 展覧会、新たな潮流
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新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
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・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
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「文化」を紡ぎ、伝える物語

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第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
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発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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