禅や絵巻、絵画に書、大規模企画展そろい踏み

2016年4月18日号

白鳥正夫

季節は春から初夏へ。関西の美術館は4月から一斉に新たな展覧会を開幕しました。そうした中で、日頃お目にかかれない手の込んだ特別企画展を取り上げます。いずれも単独ないし全国で2館だけの開催という取り組みです。京都国立博物館は「禅―心をかたちに―」展を、奈良国立博物館では「国宝 信貴山縁起絵巻」を、5月22日まで開催。また神戸市立博物館は「我が名は鶴亭」を5月29日まで、大阪市立美術館は「王羲之から空海へ 日中の名筆 漢字とかなの競演」5月22日までそれぞれ開いています。どの展覧会も内容が充実していて、個別に扱った方がいいのですが、会期が限られていますので、まとめて紹介します。

●臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念
 特別展「禅―心をかたちに―」展
 雪舟に若冲、永徳…国宝・重文だけで123点


大巧如拙筆
「国宝 瓢鮎図」
(15世紀、京都・退蔵院)

雪舟等楊筆
「国宝 慧可断臂図」
(1496年、
愛知・仁年寺)

白隠慧鶴筆
「慧可断臂図」
(18世紀、
大分・件星寺)

白隠慧鶴筆
「達磨図」
(18世紀、
大分・萬壽寺)

約1500年前、菩提達磨によってインドから中国へ伝えられたといわれる「禅」は、臨済義玄禅師によって広がり、江戸時代に入ると白隠慧鶴をはじめとする高僧らにより民衆への普及し、わが国の社会と文化に大きな影響を及ぼしてきました。展覧会には、禅宗の宗派である臨済宗と黄檗宗(おうばくしゅう)の15派が全面協力し、禅僧の肖像画や墨蹟、仏像、書画、工芸など国宝19点、重要文化財104点を含む224点の名宝を集めています。過去最大規模の禅の展覧会は、京都と東京の両国立博物館の2会場での展観です。

4月11日の内覧会には、各本山や末寺の僧侶ら約750人が参加していました。開会式で、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の蓮沼良直理事長は、「禅文化の神髄を目の当たりにできる意義深い内容です。作品それぞれに込められた深遠な禅の心に触れてほしい」と挨拶されました。開会式に先立ち、出展の仏像の前で15本山の代表者らが特別法要を執り行いました。

特定の経典を持たない禅宗では、その教えは言葉や文字によらず「師の心」から「弟子の心」へと、直接的な関わりの中で受け継がれてきました。歴史上実在した生身の祖師・先師たちの人間味あふれる姿を「かたち」として遺し伝えてきたわけです。禅僧たちの足跡や禅宗の教えが、水墨画や茶の湯などと相俟って日本文化に対し果たしてきた役割を紹介するものです。

展示構成は、禅宗の成立、臨済禅の導入と展開、戦国武将と近世の高僧、禅の仏たち、禅文化の広がりの5章です。どの章にも国宝や重文が並べられ壮観です。主な出品作の一つに、大巧如拙筆の国宝「瓢鮎(ひょうねん)図」(室町時代、京都・退蔵院)があります。室町の4代将軍足利義持が「丸くすべすべした瓢箪で、ぬるぬるした鯰をおさえ捕ることができるか」といった禅問答にも似た注文によって、描かせたといわれています。
 
展覧会のチラシにもなっているのが、雪舟等楊筆の国宝「慧可断臂図(えかだんぴず)」(室町時代、愛知・齊年寺、5/3〜5/22展示)です。坐禅をする達磨の弟子の神光(後の慧可)が入門を請うため左腕を切り落とす場面を描いた雪舟77歳の大作です。同じタイトルで白隠慧鶴(はくいんえかく)が描いた作品が大分・見星寺で新たに発見され、公開(〜5/1展示)されています。

白隠晩年の作「達磨像」(江戸時代、大分・萬壽寺、〜5/1展示)は迫力満点です。縦2メートルほどの画面いっぱいに描かれた大きな顔、そしてぎょろ目、画面左上に「直指人心 見性成仏」との文字が描かれています。達磨の唱える「坐禅によって心の本性を見極め、人の心と仏性が一つであると悟ること」といった説を伝える一品です。

さらに京都展でのみ展示される伊藤若冲筆の重文「鹿苑寺大書院障壁画のうち竹図」(江戸時代、京都・鹿苑寺、全期間展示)は、大書院を飾っていた障壁画です。狩野永徳が描いた「織田信長像」(安土桃山時代、京都・大徳寺、4/26〜5/22展示)や、重文の「達磨坐像」(鎌倉時代、京都・円福寺、4/26〜5/22展示)など、名宝、名品が目白押しです。

京都展の会場では会期中、15本山僧侶による坐禅会(イス坐禅)や講話、茶会(四頭茶会の実演)、声明、狂言など、体験や見学できる多彩なイベントが実施されます。難しいようで身近な「禅」に触れる貴重な機会でもあります。

●特別展「国宝 信貴山縁起絵巻」
 ―朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の至宝―
 史上初、絵巻全三巻の全場面を全期間公開


「国宝 信貴山縁起絵巻
山崎長者巻(部分)」
(12世紀、信貴山朝護孫子寺)

「国宝 信貴山縁起絵巻
延喜加持巻(部分)」
(12世紀、信貴山朝護孫子寺)

奈良国立博物館は、日本三大絵巻の一つに数えられる「国宝 信貴山縁起絵巻」(平安時代)のご開帳です。毘沙門天王の聖地として聖徳太子により創建されたと伝えられる信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)の篤い信仰のもとに制作されたこの絵巻は、平安絵画の名品として知られています。全長が35メートルにもなる絵巻全三巻の全場面を全期間公開する史上初めての試みです。こちらは奈良のみの開催です。
 
「源氏物語絵巻」や「伴大納言絵詞」と並ぶ絵巻の至宝「信貴山縁起絵巻」には、並はずれた法力をもつ信貴山の僧・命蓮(みょうれん)上人にまつわる奇跡譚を全三巻に描かれています。各巻の物語はいずれも信貴山の本尊毘沙門天王の霊験に由来し、初期の社寺縁起絵巻の姿を伝えています。金や銀、群青など高価な顔料をふんだんに用い、躍動感あふれる線描によって人物を生き生きと描き出し、まるでニメーションを見るかのようです。

まず「山崎長者巻」では、仏道に励み神通力を身につけた命蓮が、山崎の長者の米倉を鉢に乗せ信貴山まで運んでしまいます。倉を返してと懇願する長者に対して、命蓮は米俵だけを返すことを約束し、鉢にのせた米俵が連なるように空を飛んで長者の家の庭に落ちていく様を活写しています。


「国宝 信貴山縁起絵巻 尼公巻(部分)」
(12世紀、信貴山朝護孫子寺)

次いで「延喜加持巻」では、帝の醍醐天皇が患った重い病の平癒を命蓮に加持祈祷させるよう、信貴山に使者が派遣されます。命蓮は信貴山に留まって加持祈祷を行い、その成就の証として遣わした護法童子が帝のもとに飛来し、帝の病は無事平癒したという話を絵巻に収めています。


円快作
「重文 聖徳太子童形坐像
(伝七歳像)」
(1069年、奈良・法隆寺)

もう一つ「尼公巻」では、信濃出身の尼公が、東大寺で受戒するために故郷を出た弟の命蓮を捜し尋ねて大和へ。東大寺大仏殿で一晩祈り、大仏のお告げによって信貴山にたどり着いた尼公は、命蓮と感動の再会を果たし、共に修行に励んだというストーリーです。文化庁では2008年から5ヵ年計画で「信貴山縁起絵巻」の復元模写を制作していますが、今回これらの復元作品もお披露目されています。制作当時の鮮やかな色調も鑑賞できます。

このほかいずれも国宝の絵巻である「粉河寺縁起絵巻」(平安時代、和歌山・粉河寺、半期で巻き替え)や、「地獄草子」(平安時代、奈良国立博物館、〜5/2展示)、「辟邪絵(へきじゃえ)」(平安〜鎌倉時代、奈良国立博物館、5/3〜5/22展示)も出品されます。
さらに円快作の重文「聖徳太子童形坐像(伝七歳像)」(平安時代、奈良・法隆寺)や「兜跋(とばつ)毘沙門天王立像」(平安時代、奈良・朝護孫子寺)なども展示され、朝護孫子寺の寺宝の数々に加え関連する寺外の名品とともに公開することで、信貴山毘沙門天王への信仰が生み出した造形の魅力にも迫っています。

●特別展「我が名は鶴亭」
 ――若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!?  
 知られざる画家の技、鶴亭の全貌に迫る


鶴亭筆「竹鶴図」
(1755年、個人蔵)

江戸時代中期、中国・清由来の絵画技法で京都、大坂に新風をもたらした、鶴亭(かくてい、1722−85)の生涯と画業に迫る初めての回顧展です。タイトルが示すように現在ではあまり有名ではありませんが、花鳥画(かっちょいいが)を生み出し、伊藤若冲や池大雅らにも影響を与えたされています。先行した長崎歴史文化博物館との2館だけの展覧会で、神戸市立博物館では、この知られざる鶴亭の「花鳥画」76件(初公開45件)と、ゆかりの画家の作品を含め約120件が出品されています。

そもそも長崎に生まれた鶴亭は、聖福寺で黄檗僧として修行する傍ら、清の画家・沈南蘋(しんなんぴん)の師事を受けた日本人の熊斐(ゆうひ)から南蘋風花鳥画を学んだ後、20代半ばで還俗しています。京都、大坂へ進出し、長崎仕込みの新しい絵画で大きな注目を集めます。40代半ばで再び僧となり、京都の萬福寺で活躍しますが、江戸に移り、下谷池ノ端にて64歳で没しています。

長崎と神戸の両博物館が収蔵する鶴亭コレクションを核に、著色花鳥画、水墨花木図の名品を通して、鶴亭の画業をたどります。初公開の一点「竹鶴図」(1755年、個人蔵、5/3〜5/29展示)は、首を湾曲した一羽の丹頂鶴を写実的に描き、竹と鶴で長寿を祝う意味を込めた作品です。

鶴亭と池大雅は絵画、黄檗、俳諧などを介して、深い交友を持ちました。なかでも、二人の合作とされる対幅の作品である鶴亭の「牡丹小禽図」(1758年、長崎歴史文化博物館)、大雅の「雲林清暁図」(1758年頃、個人蔵)は、制作から約260年を経て2幅が再会を果たしそろっての展示(〜5/1展示)です。


池大雅筆
「雲林清暁図」
(1758年頃、個人蔵)

鶴亭筆
「牡丹小禽図」
(1758年、
長崎歴史文化博物館)

一方、鶴亭と伊藤若冲との直接の交友は定かではありませんが、若冲の「群鶴図障壁画」(1789年、京都国立博物館、5/3〜5/29展示)は、地面からせり上がる太湖石の表現などに類似性が見てとれるといいます。また同じタイトルの「風竹図」(細見美術館と長崎歴史文化博物、全期間展示)も、墨の濃淡や葉の配置で生み出す竹の作風などでシンクロします

このほか鶴亭の作品では、「梅柳叭々(はは)鳥図」(1773年、個人蔵)はじめ「墨梅図」(1775年、神戸市立博物館)、「墨梅菊図屏風」(1757年、個人蔵)、「松に白鷹図」(18世紀中期、神戸市立博物館)、「牡丹綬帯鳥図」(1769年、神戸市立博物館)などの名品が全期間示されています。

鶴亭ゆかりの池大雅の重文「五百羅漢図」(1770−72年、京都・萬福寺、〜5/1展示)や曽我蕭白筆の「鷹図」(1764年頃、香雪美術館、5/3〜5/29展示)もあり、近年着目されている江戸絵画の醍醐味をじっくり味わうことが出来ます。

●大阪市立美術館開館80周年記念 公益社団法人日本書芸院創立70周年記念
 特別展「王羲之から空海へ―日中の名筆 漢字とかなの競演」
 台湾からも逸品、名筆230件一堂に展示


王羲之拓本
「集王聖教序」
(672年、黒川古文化研究所)

王羲之(おうぎし)書法の伝承を中国と日本それぞれの名筆を一堂に集めた「書」の展覧会です。中国書蹟では王羲之から欧陽詢(おうようじゅん)ら初唐の三大家、蘇軾(そしょく)ら宋の四大家を経て明末、清初の王鐸(おうたく)らに至る大家の作品約90件、日本書蹟からは空海ら三筆、小野道風ら三跡から「高野切(こうやぎれ)」をはじめとする平安古筆の名作を経て江戸時代らに至る約120件、篆刻の優品約20件を網羅した国宝や重要文化財を含む約230件が揃った関西初の大規模な特別展で、大阪市立美術館だけの開催です。

とりわけ中国の書では世界最高の質量を誇る台北の國立故宮博物院から、宋から明の巨匠たちの名立たる傑作が初来日します。また明清の書のコレクションを中心とする何創時(かそうじ)書法芸術基金会からは明末清初の逸品も出陳されます。台湾からも名品28件が出品されていますが、そのほとんどが日本初公開です。


空海筆
「国宝 灌頂歴名(部分)」
(812年、京都・神護寺蔵)

主な作品では、王羲之の「集王聖教序(しゅうおうしょうぎょうじょ)」(672年)があります。「聖教序」は玄奘がインドよりもたらした仏典を翻訳して奉じた際に唐の太宗(たいそう)から賜った序文で、長安の弘福寺の僧懐仁(えにん)が王羲之の書を集めて碑に刻したのです。黒川古文化研究所・三井記念美術館・京都国立博物館の所蔵する三件の貴重な宋拓本を展示されています。

三筆の一人・空海筆である国宝「灌頂歴名(かんじょうれきめい)」(812年、京都・神護寺、〜4/24展示)は、唐から帰国した空海が、高雄山寺(神護寺)において灌頂の儀式をとりおこなった際に伝法を受けた人の名簿です。同じく国宝の「風信帖」(810−813年、東寺、5/3〜5/22展示)も出品されます。

三跡からは、小野道風の国宝「三体白氏詩巻」(10世紀中期、大阪・正木美術館、5/3〜5/22展示)のほか、藤原佐理や藤原行成の国宝も並んでいます。さらに「禅」展の白隠慧鶴や「鶴亭」展でも出品されていた池大雅の作品、その他なじみの良寛や紀貫之らの名筆もあって興味が尽きません。


白隠慧鶴筆「寿字円頓章」などが並ぶ展示会場


 

しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。

新刊
「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。

社長業を投げ捨て僧侶になった小島康誉さんは、新疆ウイグル自治区の遺跡の修復や調査支援を30年も続けている。

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世界文化遺産登録記念出版
発売日:2014年10月25日
定価:1,620円(税込)
発行:三五館
「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ

第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい

人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」

発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館
第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開

新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱

発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院
・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり

「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語

発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
     世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
    広がる「共生」の輪

私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館
アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。
アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より)
「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。
「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。
夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。
夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。
   

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